2010年のSUPER GT

2010年 SUPER GT シーズン概況

2010年のSUPER GTは、3月20日・21日に鈴鹿サーキットでの開幕戦から始まり、10月23日・24日にツインリンクもてぎでの最終戦を迎えました。シリーズ全体は8戦で構成され、11月には富士スピードウェイにてオールスター戦も行われる特別な年となりました。

主な変更点

レース日程

前年からの変更点として、オートポリスでのレースが取りやめとなり、全体でのレース数は8戦になりました。しかし、オールスター戦が復活し、ファンからも期待が寄せられていました。

車両規則

2009年のフォーミュラ・ニッポンに続き、すべての車両には三元触媒の装着が義務付けられました。また、GT500クラスではエンジン使用に関するルールが厳格化され、1シーズンあたり最大で3機のエンジンのみ使用可能とされ、4機目以降を使う場合は10グリッド降格のペナルティが科されることになりました。

競技規則

予選方式にはノックアウト方式が開幕戦と第2戦で採用されるなど、競技運営の面でも進化が見られました。さらにウエイトハンデ制度も見直され、前年より配分が変更されました。

ルーキーテストと新たな参加者

新たにGT300クラスに参加するドライバーはルーキーテストの受験が義務付けられ、テストは公式テストの合間に行われ、運転技術のチェックが行われます。シーズン中には新しい顔ぶれが続々と参加し、いくつかのドライバーがルーキーテストに合格しました。

各戦のハイライト

第2戦と第3戦

第2戦では多彩なラインアップのドライバーがエントリーし、例えば濱口弘や佐々木雅弘などが名を連ねました。第3戦でも活躍が期待されるドライバーたちが集結し、観客を楽しませました。

マシンの変更状況

GT500クラス

この年はホンダが新たにHSV-010 GTで参戦し、レクサスはSC430、日産はGT-Rを使用することになりました。日産はエンジンを新型に変更し、異なるタイヤメーカーを使うなど、技術革新も進められました。

GT300クラス

GT300クラスでは新しいエントラントが増え、例えばグッドスマイルレーシングはマシンを変更し、トップチームとして奮闘しました。他にも新規参戦チームが登場し、各チームの戦略や車両の特色が見どころとなりました。特に、アニメとのコラボレーションにより、エンターテインメント性も加味されました。

テレビ中継の変更

この年、伝統的に放送されてきた『激走!GT』の放送が終了し、新たにフジテレビが放映権を獲得しました。これにより、SUPER GTの内容がより多くの視聴者に届けられることとなりました。

主な出来事：台風による中止

9月に予定されていた第7戦は、台風の接近により中止が決定されました。小山町の回復支援を行うためのチャリティーイベントが開催され、観客からの募金も期待されました。即座に発表されたこの中止により、競技の運営に一時的な影響も見られました。

まとめ

2010年のSUPER GTシーズンは、新たな挑戦と変革の多い年となりました。新しいルールやマシン、注目のドライバーたちが一堂に会し、観客を魅了し続けました。観戦者、参加者ともにこのシーズンを記憶に刻みました。

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