2012年のフォーミュラ・ニッポン

2012年のフォーミュラ・ニッポン概要

2012年のフォーミュラ・ニッポンは、鈴鹿サーキットを舞台に4月14日・15日に開幕し、11月3日・4日までの間に全7戦の熱戦を繰り広げました。シーズンの最後には、富士スピードウェイで行われるJAFグランプリが開催され、このシリーズを締めくくりました。

主な変更点

レースフォーマットの改訂

この年のフォーミュラ・ニッポンでは、レース距離が統一されました。ただし、第7戦の鈴鹿では2レース制が採用されるため、特例として扱われました。また、これまで義務とされていたタイヤ交換や給油の義務が撤廃されましたが、燃料タンクは最低1回給油が必要な容量に調整されることが決定されました。

車両の変更

ブレーキキャリパーやリアビューミラーに関しては、今年から改造やカスタマイズが可能になりました。これにより、ドライバーやチームは自車両をよりパフォーマンスに合わせた設計にできるようになりました。

エントラントの増加

前年の1台体制からcerumo・INGINGは2台体制へと拡充され、トヨタの体制発表時には参加が発表されていなかったKCMGも、3月22日に新たにドライバー・折目遼の起用を決定しました。この時点でエントリー数は前年比1台増の17台となりました。それに加え、REAL RACINGが新たに中山友貴を第4戦と第5戦にスポット参戦させ、TEAM無限は佐藤琢磨を第6戦および最終戦、さらにJAF GPにもスポット参戦させました。これにより、4戦以降は合計18台が参戦することになりました。

賞典の変更

この年からは前年まで存在していた「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」の表彰が廃止され、ドライバーズタイトルとチームタイトルの2つの賞のみが表彰対象となりました。これにより、シンプルかつ明確な表彰制度が確立されました。

エントリーリストとポイントシステム

全チームはシャシーにFN09を使用し、タイヤはブリヂストンを選択しました。シーズン中のスケジュールや勝者も各レースごとに振り返ることができます。ポイントシステムの中で、シングルポイントはドライバー部門にのみ付与され、ポールポジションやファステストラップも重要な要素として評価されました。

シーズンの総括

2012年のフォーミュラ・ニッポンシーズンは、大きなルール変更や新たなエントラントの増加によって刺激的な展開が見受けられました。エキサイティングなレースを通じて、自己の限界に挑む多くのドライバーとチームの姿が印象的で、ファンや関係者の記憶に残るシーズンとなったことでしょう。

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