2012年ロンドンオリンピックのロシア選手団

2012年ロンドンオリンピックのロシア選手団

2012年に開催されたロンドンオリンピックは、7月27日から8月12日までの間に行われ、ロシア選手団は合計68個のメダルを獲得しました。内訳は金メダルが19個、銀メダルが20個、銅メダルが29個です。しかし、その結果はドーピング問題によって大きく影響を受けました。特に金メダル5個、銀メダル6個、銅メダル4個の合計15個のメダルが剥奪されています。この問題のため、ロシアは2018年の平昌オリンピックにはロシアとしての参加ができなくなりました。

ロシア選手団は女子選手の比率が男子選手を上回った初めての大会でもあり、女子選手が旗手を務めたのもこのオリンピックからです。さらに、モスクワの赤の広場では、オリンピック終了後の8月15日に祝勝会が開かれ、141人のメダリスト全員にアウディがプレゼントされました。

各競技の詳細について見ていきましょう。アーチェリーでは女子3名が団体戦に出場、残念ながら日本に敗れ4位となりました。陸上競技では8個の金メダルを獲得しましたが、女子砲丸投でのドーピング違反により、正当な競技者にメダルが移行される事態も起こりました。

バドミントンでは、女子ダブルスの試合が無気力試合で失格となり、繰り上げで銅メダルを獲得しました。バスケットボール男子が銅メダルを獲得しましたが、女子は4位という結果でした。ボクシングでも出場選手が活躍し、男子は金1個、銅3個、女子は銀2個を獲得しました。

カヌー競技では金メダルが1つ、銅メダルが2つ獲得されました。自転車競技ではオルガ・ザベリンスカヤが2つの銅メダルを獲得しました。飛込では男子が金メダルを獲得し、馬術では3名が出場したもののメダル獲得には至りませんでした。フェンシングでは女子が個人戦で銀、団体戦で2位となりました。

体操競技では女子団体が銀メダルを獲得し、男子では個人での活躍も目立ちました。新体操では個人及び団体で金メダルを獲得し、トランポリンでもメダルが獲得されました。ハンドボールでは女子が準々決勝まで進出しましたが、惜しくも敗退しました。柔道は男子が3個、女子が数個のメダルを獲得しました。

近代五種では男子2名、女子2名が出場しましたが、目立った成績は出ませんでした。ボート競技とセーリングではそれぞれ選手が出場したもののメダル獲得には至らず、射撃で銅メダルが得られました。競泳では男子と女子それぞれがメダルを得て、シンクロナイズドスイミングでは金メダルを獲得しました。

卓球、テコンドー、テニス競技でもそれぞれ選手が出場しましたが、特筆すべき成績を残すことは難しかったです。バレーボールの男子は金メダルを獲得し、女子は準々決勝で敗退しました。また、水球も苦しい結果に終わりました。ウエイトリフティングでは男子が銀メダルを2つ獲得しました。レスリングでは男女ともにメダルを得ることができましたが、その後の選手団の評価がどう変わったかは疑問視されています。

この大会はロシアにとって喜びと問題が入り混じった結果となり、後のオリンピックへの影響を及ぼしました。

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