2012年12月民主党代表選挙

2012年12月民主党代表選挙の概要

2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙での大惨敗を受けて、民主党は代表選挙を実施することとなりました。敗北の結果、党は231議席から57議席に激減し、自民党を中心とした政権交代を許してしまいました。この選挙の結果を受け、多くの議員が責任を感じ、党代表である野田佳彦首相は同日に辞任を表明しました。新しい党代表の選出は、2012年12月25日に行われることが決定しました。

代表選挙の日程

野田首相の後任を決めるため、特別国会が12月26日に開催されるため、代表選挙の告示は12月22日に行うこととなり、同日午後には両院議員総会で投票が行われる予定でした。しかし、12月19日の両議院議員総会において、「1月の党大会で選出すべき」との意見や「急ぐべきではない」といった異論が相次ぎ、党内の意見がまとまらず、最終的に選挙日は12月25日に延期されました。

この選挙では、大敗した党への士気の低下から立候補者を集めることが非常に難しい状況となり、「ババ抜き」と形容されるような選挙になりました。さらに、党の議員数が減少したため、候補者が必要とする推薦人の確保にも苦労しました。

候補者と選挙の行方

当初は立候補者が不在の状況が続いていましたが、12月18日には参議院選挙に向けた候補としての推薦が細野豪志政調会長に集まりました。しかし、細野はこの立候補を辞退しました。最終的に、12月22日までに経済財政担当大臣としての経験を持つ海江田万里が立候補を表明し、翌日には国土交通大臣を務めた馬淵澄夫も立候補しました。

党の国会議員のみが投票権を持つ中、選挙は無事に行われ、最終的には海江田万里が90票を獲得し第10代党代表に選出されました。投票は有効145票、無効票1票という結果でした。

まとめ

この選挙は、民主党の復調を期待されながらも、非常に厳しい環境の中で行われました。海江田氏が新たな代表としてどのような方針で党をまとめ、次の選挙に臨むのかが注目される中、民主党は立て直しを図ることとなります。データとしては、結果の詳細や候補者、選挙日程が記録されていますが、今回の選挙は今後の民主党の運営において重要な節目となることが示されています。

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