2015 FNSうたの夏まつり

2015 FNSうたの夏まつり：夏の夜を彩る音楽の祭典

2015年7月29日、フジテレビ系列にて放送された『2015 FNSうたの夏まつり』は、シリーズ第4弾となる夏の音楽イベントでした。国立代々木競技場第一体育館から4時間以上にわたって生中継されたこの番組は、豪華アーティスト69組が出演し、夏の夜空を熱気に包み込みました。

司会と番組構成

司会は、草なぎ剛から森高千里と渡部建へとバトンタッチ。軽部真一アナウンサーが進行を務めました。番組は19時〜20時53分、20時53分〜23時8分の2部構成で放送され、『水曜歌謡祭』のレギュラー出演者やスタッフが多数参加していました。

過去のシリーズとは異なり、この年から演歌歌手は出演しなくなりました。また、2013年から続いていた『水曜22時枠ドラマ』の休止期間中の放送という体制も、この回が最後となり、翌2016年3月をもって『水曜22時枠ドラマ』自体も終了しました。

ステージパフォーマンス：コラボレーションと初出演

番組最大の見どころは、数々のアーティストによるコラボレーションです。水曜シンガーズは6曲ものパフォーマンスを披露し、最多出演を記録しました。坂本九没後30年を記念して、「見上げてごらん夜の星を」と「上を向いて歩こう」が複数のアーティストによるコラボレーションで披露されたほか、globeデビュー20周年を記念して、小室哲哉とマーク・パンサーがchay、JUJU、May J.|May_J.らとスペシャルメドレーを披露するなど、感動的な瞬間が数多くありました。

マーク・パンサーは2008年以来7年ぶりのテレビ出演を果たし、話題となりました。一方、ももいろクローバーZの高城れには、怪我のため出演をキャンセルしました。

ジャニーズ事務所からはSMAP、TOKIO、V6、嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMP、Kis-My-Ft2、舞祭組、Sexy Zoneの9組が参加。そのうちTOKIO、V6、嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMPの5組は、この番組への初出演でした。特にSMAPは、翌年の解散発表を控えており、この出演が最後の『FNSうたの夏まつり』となりました。V6の20周年を祝うサプライズでは、TOKIO、嵐もステージに登場し、思い出話に花を咲かせました。

この他にも、番組では多くのトークコーナーが設けられ、例年よりもトーク重視の構成となっていました。司会者とアーティストとの掛け合いが、番組をさらに盛り上げました。

初出演アーティストは、TOKIO、V6、嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMPを含め、安倍なつみ、家入レオなど24組にのぼりました。トップバッターはEXILE、大トリはSMAPが務めました。楽曲数は全69曲で、そのうち31曲がコラボレーション、残りは単独での新曲披露が多かったのが特徴です。

出演者

司会: 森高千里、渡部建（アンジャッシュ）

進行: 軽部真一（フジテレビアナウンサー）

出演アーティスト: 多数（詳細は公式サイトをご参照ください）

ゲストミュージシャン: 宮本笑里、水曜シンガーズ

その他のゲスト: 小倉智昭、菊川怜、大林素子、大山加奈、福士蒼汰、本田翼など

スタッフ

番組制作に携わったスタッフは、音楽、構成、セットデザイン、美術、技術、音響、照明、運営など多岐に渡り、多くのプロフェッショナルが参加していました。（詳細は公式サイトをご参照ください）

関係番組

この番組と関連性の深い番組として、『FNS歌謡祭』『FNS27時間テレビ』『MUSIC FAIR』『水曜歌謡祭』などが挙げられます。特に『水曜歌謡祭』とは、スタッフや番組コンセプトが共通点が多くありました。

まとめ

『2015 FNSうたの夏まつり』は、豪華アーティストの競演、感動的なコラボレーション、そして多くの初出演アーティストが話題となった、夏の音楽イベントでした。SMAPの最後の出演や、V6の20周年記念など、忘れられない瞬間が多数ありました。番組全体の構成も、例年とは異なり、トーク重視の構成が採用されたのも特徴的でした。この番組は、日本の音楽史に刻まれた、記憶に残る夏の出来事となりました。

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