2016 FNS歌謡祭

2016 FNS歌謡祭

『2016 FNS歌謡祭』は、2016年12月7日と14日にフジテレビ系列で生放送された、記念すべき第45回目の音楽祭である。2週にわたって行われたこのイベントは、過去の名曲と最新ヒット曲を楽しむ機会となり、多くの有名アーティストが集結した。

概要

2016年のFNS歌謡祭は、例年とは異なり、初めて2週連続での放送が実現した。12月7日の「第1夜」はグランドプリンスホテル新高輪から放送され、12月14日の「第2夜」はフジテレビの特設スタジオから行われた。いずれの日も、放送時間は4時間18分にわたり、充実した内容が繰り広げられた。

第1夜の見どころ

第1夜のテーマは「豪華音楽ショー」で、日本の音楽界を代表する多くのアーティストが共演した。中でも、西城秀樹が脳梗塞から復帰し、26年ぶりにステージに立ったことが話題を呼び、彼の代表曲「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」を披露した。また、ジャニーズグループのコラボや、松任谷由実の初出演など、多様な企画が展開された。

特に注目されたのは、久保田利伸の『LA・LA・LA LOVE SONG』の豪華コラボや、鬼束ちひろが『月光』を熱唱する場面であった。協力して行われた特別なコーナーでは、映画「君の名は。」の新海誠監督が登場し、映画の魅力を振り返るコーナーも設けられた。

第2夜のクリスマス企画

第2夜は、「クリスマス」をテーマにした特別企画が展開された。きゃりーぱみゅぱみゅの5周年メドレーや、家入レオとももいろクローバーZの真のコラボレーションが実現し、視聴者を楽しませた。また、BOØWYのトリビュート企画には豪華ゲストが参加し、名曲メドレーを披露した。

視聴率と反響

第1夜は平均視聴率12.6%を記録し、瞬間最高視聴率は鶴見ガイドが20:27に華原朋美と西島隆弘と共演して歌ったシーンで15.7%に達した。一方、第2夜は平均視聴率11.6%に対し、星野源の「恋」の“恋ダンス”の瞬間で16.8%を達成した。

特に、今年も出演が見込まれていたSMAPは、出演を辞退したため、今年の祭りでの幕を閉じる形となった。彼らの出現は2015年を最後に、2020年の解散決定をもって大きなニュースとなった。

キャストと司会者

番組の司会を務めたのは、森高千里と渡部建であり、進行役には加藤綾子があたった。第1夜と第2夜にはそれぞれ数々の豪華アーティストが名を連ねており、合計110組が出演。また、旧知のアーティストたちの共演も多く、多彩なパフォーマンスで視聴者を楽しませた。

総合まとめ

2016年のFNS歌謡祭は、視覚的にも聴覚的にも満足度の高い内容となり、視聴者に多くの感動をもたらした。多くのアーティストが新旧交えたパフォーマンスで、様々なコラボレーションが実現し、音楽の幅広さを再確認させてくれる素晴らしいイベントであった。

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