2018年のスーパーフォーミュラ

2018年スーパーフォーミュラシーズンの概要

2018年のスーパーフォーミュラは、4月20日から22日に鈴鹿サーキットにて開幕し、10月26日から28日に再び鈴鹿サーキットで幕を閉じた全7戦のシリーズとして展開されました。このシーズンは前年と比べていくつかの重要な変更があり、多くの話題を呼びました。

シーズンの主な変更点

レース日程

大きな変更点の一つとして、鈴鹿1000kmの廃止に伴うSUPER GTの日程変更が影響し、レースカレンダーが再編成されました。特に岡山国際サーキットとオートポリスの開催時期が入れ替わり、オートポリスが5月、岡山が9月に変更されたことが挙げられます。また、スポーツランドSUGOも5月に開催されました。

レースフォーマット

開幕戦では、レース距離が前年比で250kmから300kmに延長されました。さらに、2016年シーズンから試験的に導入されていた「2スペックタイヤ制」が全戦で正式に採用され、ドライバーはソフトとミディアムの2種類のタイヤを使用しなければなりませんでした。特に第6戦の岡山では、予選Q3においてオーバーテイクシステムが2回使用できる仕組みが採用されたことも注目されました。

最終戦の鈴鹿では、従来は2レース制で行われていた決勝が1レースで行われることになり、試合の観戦スタイルにも影響を及ぼしました。

エントラントの動向

多くのチームが新たなスポンサーやドライバーを迎え入れる中、セルモ・インギングはメインスポンサーにジェームスを迎え、チーム名に“JMS”が加わりました。ダンディライアンはカーナンバーを「40」「41」から「5」「6」に変更し、伊沢拓也を除き松下信治が新たにメンバーに加わりました。

リアルレーシングはカーナンバーを「10」から「17」に変更し、チーム無限は前シーズンのカラーデザインを踏襲しましたが、ピエール・ガスリーの後に福住仁嶺が加入するも日程が重なるために代役が必要となりました。

ルマンチームは新たにUOMOをスポンサーに迎え入れたことから、7号車と8号車のボディカラーも変更がありました。フィッティパルディが怪我をしたため、第4戦以降もトム・ディルマンが代役を務めることになりました。他にも、インパルチームには平川亮が、トムスチームにはジェームス・ロシターが加わり、各チームに変化が見られました。特にKCMGがパイオニア販売をメインスポンサーに迎え、carrozzeria Team KCMGとしての参戦を開始しました。

シリーズポイントランキング

ポイントシステムも一部変更され、特に第6戦は荒天の影響により、レース距離の75％を消化できなかったため、与えられるポイントが半分になりました。ドライバー部門やルーキー・オブ・ザ・イヤー、チーム部門においては各チームやドライバーが熾烈な戦いを繰り広げ、シーズンの進行とともに順位も大きく変動しました。

結局、2018年のスーパーフォーミュラは様々な側面から新しい挑戦や興奮をもたらしたシーズンと言えます。これらの変更は、ファンや関係者にとっても新たな楽しみを提供し、多くの記憶に残るレースを生み出しました。

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