2018年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ

2018年セントラル・リーグクライマックスシリーズの概要

2018年10月に実施されたプロ野球のクライマックスシリーズは、セントラル・リーグの勝者がSMBC日本シリーズへの出場権を獲得するためのプレーオフ形式のトーナメントです。この大会では、レギュラーシーズンの成績が反映され、ファーストステージ及びファイナルステージに分かれています。

ファーストステージ

ファーストステージでは、レギュラーシーズンの2位である東京ヤクルトスワローズと3位の読売ジャイアンツが対戦しました。この戦いは3戦2勝先取制で行われ、勝者が次のファイナルステージへと進むことができます。この組み合わせは過去に2度実施されており、いずれも神宮球場でヤクルトが勝っていました。2018年も引き続き、全試合がナイトゲームとして設定されました。マイナビが冠スポンサーとして名を連ね、シリーズ名称も「2018マイナビ クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ」となりました。

試合結果

• - 第1戦（10月13日）: 巨人が先制したものの、ヤクルトが同点に追いつき、巨人は今村の好投により4-1で勝利しました。
• - 第2戦（10月14日）: 巨人の菅野が無安打無得点の快投を見せ、ヤクルトをシャットアウト。結果的に巨人が2連勝し、ファーストステージを制しました。

ファイナルステージ

ファイナルステージでは、レギュラーシーズン1位の広島東洋カープとファーストステージの勝者である巨人が対戦しました。このステージは6戦4勝先取制で、広島には1勝のアドバンテージが与えられました。この組み合わせは5年ぶりで、初めてのマツダスタジアム開催。特別協賛は広島の親会社とも言えるマツダが担当しました。

試合結果

• - 第1戦（10月17日）: 広島が投打にわたって圧倒的な強さを見せ、巨人を7-1で破りました。
• - 第2戦（10月18日）: 互いに投手戦が繰り広げられ、巨人が先制しながらも逆転を許し、広島が連勝しました。
• - 第3戦（10月19日）: 巨人は連敗の中で追い詰められ、広島が3連勝を収め、日本シリーズ出場を決めました。巨人は全ての試合で得点が抑えられ、全体の得点が歴代最小3点という結果となりました。

特筆すべき記録

ファーストステージでは巨人の菅野智之が、ポストシーズン初のノーヒットノーランを達成し、試合を完全に支配。しかし、ファイナルステージでは広島が巨人を圧倒し、特に広島の菊池涼介がMVPに選ばれました。

放送について

ファーストステージとファイナルステージは、地上波のテレビ、ラジオに加え、ネット配信も行われ、多くのファンがこの熱戦を楽しみました。ニッポン放送や中国放送などが試合を中継し、DAZNでもリアルタイムで視聴できるようになっていました。

この2018年のクライマックスシリーズは、選手たちの熱い戦いとともに、記録にも残る試合展開となり、多くの野球ファンにとって忘れられないシーズンとなりました。

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