2019年のシアトル・マリナーズ

2019年 シアトル・マリナーズ：再建期の航跡

2019年のシアトル・マリナーズは、球団創設以来42年目のシーズンを迎えました。本拠地T-モバイル・パークでの20年目のシーズンでもありました。スコット・サーバイス監督が4年目を務め、アメリカンリーグ西地区での戦いに挑みました。

オフシーズンの動き

前年の2018年シーズンは89勝73敗で地区3位という成績でした。オフには積極的な動きを見せ、特に注目されたのが、ポスティングシステムを利用してNPBからMLBへの移籍を目指した菊池雄星投手との契約でした。2019年1月2日に正式契約が発表され、チームに新たな戦力が加わりました。

開幕後の戦い

開幕後、マリナーズは4月11日にメジャーリーグ新記録となる開幕から15試合連続本塁打を達成し、ファンを沸かせました。しかし、シーズンを通しては苦戦が続き、9月29日に全日程を終えた時点で、68勝94敗という成績で地区4位に終わりました。

シーズン終了後には、長年チームを支えてきたフェリックス・ヘルナンデス投手や、トミー・ミローン投手、アローディス・ビスカイーノ投手らがFA（フリーエージェント）となり、チームを去りました。

チームの成績

成績: 68勝94敗、地区4位

個人成績

投手成績

規定投球回数に到達した投手は、チームの柱としてローテーションを守り、試合を作りました。

野手成績

規定打数に到達した野手たちは、シーズンを通してチームの打線を支え、それぞれの役割を果たしました。

タイトル獲得

マレックス・スミス: 最多盗塁（46盗塁）

達成記録

3月20日: エドウィン・エンカーナシオンが通算1000得点を達成（史上336人目）。
5月12日: フェリックス・ヘルナンデスが通算2500奪三振を達成（史上36人目）。
5月31日: ジェイ・ブルースが通算300本塁打を達成（史上148人目）。
6月9日: エドウィン・エンカーナシオンが通算400本塁打を達成（史上56人目）。
* 6月21日: マイク・リークが通算100勝を達成（史上618人目）。

シーズンを終えて

2019年のマリナーズは、若手選手の育成とチーム再建を目指すシーズンとなりました。菊池雄星投手の加入や、開幕からの連続本塁打記録など、明るい話題もありましたが、全体としては苦しい戦いが続きました。しかし、マレックス・スミス選手の盗塁王獲得など、個々の選手の活躍も見られました。このシーズンの経験を活かし、将来の成功に向けてチームは歩みを進めています。

もう一度検索