2019年のJリーグ

2019年の日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）シーズン概要

2019年シーズンは、日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）にとって27回目のシーズンであり、明治安田生命保険相互会社が冠スポンサーとなり、「2019明治安田生命Jリーグ」として開催されました。このシーズンでは、2018年12月に契約を更新した明治安田生命との共同プロジェクトとして、新たなタイトルマークデザインが導入されました。

このシーズンからは、選手登録に関する重要な変更が2点実施されました。まず「ホームグロウン制度」の導入により、12歳から21歳の選手を3シーズンまたは36か月以上クラブで登録している場合、クラブはその選手を保有する義務を負うことになりました。この制度はJ1リーグから始まり、J2およびJ3は2022年から適用されます。もう一つは、外国籍選手枠の記載方法が改正され、選手登録数の上限が廃止されると同時に、試合のベンチ入りと出場選手の上限がJ1で5人、J2およびJ3で4人に増加しました。この改正に伴い、従前の「アジア枠」は廃止され、Jリーグ提携国からの選手は別枠として扱われます。

主な出来事

1月11日には各クラブのホーム開幕カードが発表され、J1リーグは前年と同様に、セレッソ大阪対ヴィッセル神戸の試合で2月22日金曜日に開幕しました。J2の一部クラブやJ3でも、後日それぞれの開幕戦が予定されました。

1月23日には、全日程が発表され、FC東京やギラヴァンツ北九州などのアウェイ連戦が確認されました。そして、1月25日には、リーグのYBCルヴァンカッププライムステージやJ1参入プレーオフ決定戦において、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の試験導入が発表されました。

2月1日には、試合運営管理規程の改訂があり、これにより日本サッカー協会が主催する全試合に適用されることが決定しました。また、2月19日の理事会では、月間表彰の新設が承認され、特にJ3リーグでの「月間MVP」が話題となりました。

シーズン中の重要な出来事に、3月10日に41歳の安彦考真選手がJリーグに初出場し、最年長記録を更新したことがありました。この新しい記録保持者の誕生再度、リーグへの関心を高めました。

5月17日には、浦和レッズの試合中に起こったノーゴール判定に関する審判の混乱があり、その後の処分が発表され影響を及ぼしました。また、6月11日からは楽天が提供するインターネット動画配信サービス「Rakuten Sports」により、J1リーグの試合が世界140か国以上で配信されることが発表されました。

シーズンのハイライトとしては、11月24日に行われたJ2第42節の柏レイソル対京都サンガF.C.で、柏が13-1という大勝利を収め、Jリーグ史上最多得点記録を打ち立てたことが挙げられます。さらに、最終節の12月7日には再び横浜F・マリノスがJ1優勝を決定づけ、観客動員数63,854人を記録しました。

昇格・降格の結果

2019年シーズンの終わりには、J1からジュビロ磐田と松本山雅FCが降格し、逆にJ2からは柏レイソルと横浜FCが昇格を決めました。また、J3からはギラヴァンツ北九州が昇格した喜ばしい出来事もありました。

このように、2019年のJリーグは多くの試合や選手の活躍、そして新たなルールが導入されたシーズンであり、サッカーファンには特別な年として記憶されることでしょう。

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