2019年群馬県議会議員選挙

2019年群馬県議会議員選挙

概要

2019年（平成31年）4月7日に投開票が行われた群馬県議会議員選挙は、同日に全国各地で行われた第19回統一地方選挙の前半戦として実施されました。この選挙は、群馬県の意思決定機関である群馬県議会を構成する議員の全員を選び直すことを目的としています。選挙実施の直接的な理由は、当時の県議会議員の任期が2019年4月29日をもって満了することに伴うものでした。改選前の議員の任期は2015年（平成27年）4月30日から始まり、4年間でした。

選挙の経過と立候補者

今回の県議会議員選挙では、定数50議席に対し、18の選挙区が設けられました。2019年3月29日の告示日には、合計65名の候補者が立候補を届け出ました。しかし、全18選挙区のうち6つの選挙区では、立候補者数がその選挙区の定数と同数であったため、選挙戦が行われることなく無投票での当選者が決定しました。これにより、8名の候補者が無投票で当選しました。結果として、残る12選挙区で57名の候補者による選挙戦が展開され、有権者の審判を仰ぐこととなりました。

選挙結果と当選者

2019年4月7日の投票日を経て開票が行われ、新たな群馬県議会議員が選出されました。当選者の顔ぶれは、自由民主党、公明党、立憲民主党、日本共産党、そして無所属の候補者など、多岐にわたりました。当選した議員の新たな任期は、2019年（令和元年）4月30日から2023年（令和5年）4月29日までの4年間となります。

各選挙区の投票率は様々でした。例えば、高崎市選挙区（定数8）では39.04%、前橋市選挙区（定数9）では43.79%でした。無投票となった選挙区がある一方で、投票が行われた選挙区の中には比較的高い投票率を記録したところもあり、神崎郡選挙区（定数2）では64.67%、多野郡選挙区（定数2）では35.74%となっています。

選挙後の主な動き

選挙後、当選者の確定を受けていくつかの動きがありました。特に、自由民主党群馬県支部連合会は、選挙で推薦した当選者6名に加え、選挙前に「党籍証明」を交付していた当選者1名についても、2019年4月9日に追加公認を行いました。

また、選挙から約2年半後の2021年には、高崎市選挙区選出の県議会議員2名が辞職するという事態が発生しました。これは、福重隆浩議員と角倉邦良議員が同年の衆議院議員総選挙に立候補するためでした。この辞職により高崎市選挙区に2名の欠員が生じたことから、補欠選挙が実施されることとなりました。この補欠選挙は2021年10月22日に告示され、同月31日に投開票が行われました。投開票日は奇しくも衆議院総選挙と同日でした。高崎市選挙区の補欠選挙には307,382人の有権者がおり、最終投票率は55.37%でした。

基礎データ

選挙事由: 任期満了
告示日: 2019年3月29日
投票日: 2019年4月7日
議員定数: 50名
選挙区数: 18選挙区（うち6選挙区が無投票）
立候補者数: 65名（うち8名が無投票当選）
* 当選者任期: 2019年4月30日 - 2023年4月29日

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