2020 FNS歌謡祭

2020 FNS歌謡祭の概要

2020年12月2日と9日の2回にわたり、フジテレビ系列で生放送された「2020 FNS歌謡祭」。通算49回目のこの特別番組は、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、多くのアーティストが登場して華やかなステージを繰り広げました。

この年のFNS歌謡祭は、総合司会として嵐の相葉雅紀とフジテレビアナウンサーの永島優美が引き続き担当し、今までにない新しい形で進行されました。番組は2週連続で生放送され、各回において長大な放送時間が設けられました。[第1夜は約5時間、第2夜は約4時間の放送です。]

放送日程と視聴率

第1夜は12月2日に18:30から23:28まで、第2夜は12月9日の18:30から22:48まで放送されました。第1夜の平均視聴率は約14.1%に達し、松任谷由実と嵐のコラボによる瞬間最高視聴率は16.7%となりました。また、第2夜では8.5%と11.0%の視聴率を記録しました。

会場の変更

例年のようにグランドプリンスホテル新高輪「飛天」での開催が恒例でしたが、今回はフジテレビ本社の「FCGビル」に会場を移し、アーティスト同士の接触を最小限に抑える配慮がなされました。大半の出演者が事前に収録した映像で出演し、同年8月に放送された「夏」の特別版と同様の対応がされました。

第1夜の見どころ

第1夜では、トップバッターとして乃木坂46が「赤鼻のトナカイ」を披露し、デビューしたてのNiziUが初めて歌唱を行う場面が印象的でした。松任谷由実が4曲に参加し、さらに水樹奈々と倖田來未のコラボも話題になりました。

番組の中盤では、LA DIVAによるマイケル・ジャクソンの特別メドレーや、中島みゆきの名曲特集といったコーナーが設けられ、多岐にわたるパフォーマンスが展開されました。ジャニーズグループの編集合唱メドレーも好評でした。

第2夜の特徴

第2夜のテーマは「ラブソング」で、堂本剛FUNK同好会が新たに担当し、嵐のデビュー曲「A・RA・SHI」が披露されました。この夜もクリスマスソングメドレーが行われ、E-girlsのラストメドレーが感動を誘いました。

ミュージカル企画として『レ・ミゼラブル』のキャストがリモートで視聴者と共演したり、特別コラボとして石橋貴明が復活したユニット「Little Kiss」と共演し、話題となりました。

全体の括りと視聴者への影響

このFNS歌謡祭では、全94組が出演し、118曲が披露されました。多くのアーティストがこのイベントを通じて再度注目され、特に新規のアーティストたちがフィーチャーされる機会となりました。今後もこのような形での音楽番組が続くのか、その影響がどのように波及するのか注目されます。新型コロナウイルスの影響を受けながらも、音楽界の活気を保つための新しい試みが行われました。

番組終了後、視聴者からの反響も多く寄せられ、特に新たにデビューしたアーティストへの期待が高まりました。今後の音楽シーンにどのような影響を与えていくのか、その成長を見守りたいものです。

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