2020年の音楽

2020年の音楽シーンを振り返る

2020年は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックが世界を覆い、音楽業界にも大きな影響を与えた一年でした。ライブやコンサートの中止・延期が相次ぎ、音楽の制作、販売、聴取方法など、あらゆる面で変化が求められました。

世界の音楽市場

2020年の世界の音楽市場では、BTSがIFPI Global Recording Artist of the Yearを受賞し、グローバルな人気を確立しました。また、テイラー・スウィフト、ドレイク、ザ・ウィークエンドなど、世界的な人気アーティストが引き続き活躍しました。

日本の音楽市場

日本では、Official髭男dism、米津玄師、King Gnu|King_Gnuといったアーティストが年間を通して活躍しました。特に、YOASOBIの「夜に駆ける」は、CDをリリースせずにBillboard JAPAN Hot 100で年間1位を獲得するという快挙を達成しました。嵐はアーティスト別トータルセールスで1位を獲得し、その人気ぶりを示しました。

アーティスト別トータルセールス（オリコン年間）

1. 嵐：145.2億円
2. BTS：107.4億円
3. 米津玄師：97.1億円
4. King & Prince|King_&_Prince：63.4億円
5. 乃木坂46：59.7億円

2020年の音楽動向

1月
東京事変が8年ぶりに再始動。
King Gnu|King_Gnuの「白日」がオリコン週間ストリーミングランキングで歴代最高の再生回数を記録。
ビリー・アイリッシュがグラミー賞で主要4部門を独占。
SixTONES vs Snow Man|Snow_Manがジャニーズ初の2グループ同時デビュー。
2月
中居正広がジャニーズ事務所からの退所を発表。
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、多くのライブイベント・フェスが中止・延期。
3月
BAD HOP|BAD_HOPが無観客ライブをYouTubeで無料配信。
日本音楽事業者協会などが「エンターテインメントを愛する皆さんへ」と題した声明文を発表。
乃木坂46の2期生ライブが中止となり、代わりに生配信「幻の2期生ライブ」を実施。
4月
米津玄師の「Lemon」が史上初の累計300万ダウンロードを突破。
星野源が「うちで踊ろう」を発表し、SNSで話題に。
6月
BTSの有料オンラインコンサートがギネス世界記録に認定。
手越祐也がジャニーズ事務所を退所し、NEWSを脱退。
7月
Mrs. GREEN APPLE|Mrs._GREEN_APPLEが活動休止を発表。
長瀬智也がTOKIOを脱退し、ジャニーズ事務所を退所することを発表。
8月
米津玄師のアルバム『STRAY SHEEP』がミリオンセールスを達成。
YOASOBIの「夜に駆ける」がオリコン週間ストリーミングランキングで1位を獲得。
9月
ビルボードがグローバルチャート「Billboard Global 200」を開始。
少年隊の植草克秀と錦織一清がジャニーズ事務所を退所することを発表。
10月
筒美京平が死去。
欅坂46が櫻坂46に改名。
LiSAの「炎」とアルバム『LEO-NiNE』がオリコン週間ランキングで同時1位を獲得。
11月
EXILE ATSUSHIがソロ活動に専念することを発表。
近藤真彦が芸能活動の無期限自粛を発表。
12月
櫻坂46がデビューシングル「Nobody's fault」をリリース。
草彅剛が結婚を発表。
嵐が活動休止。

主な音楽賞

IFPI Global Recording Artist of the Year：BTS

ヒット曲

YOASOBI「夜に駆ける」
Official髭男dism「Pretender」
LiSA「紅蓮華」
ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」
BTS「Dynamite」

まとめ

2020年は、新型コロナウイルスの影響で音楽業界が大きな変化を余儀なくされた一年でした。しかし、その中でも、アーティストたちは新たな表現方法を模索し、音楽の力を届けようと奮闘しました。配信ライブの普及やSNSの活用など、音楽とファンとの繋がり方も変化し、新たな音楽の可能性が生まれた一年でもありました。2020年の音楽シーンは、変化と挑戦の一年として、音楽史に刻まれるでしょう。

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