2023年のスーパーカップ (日本サッカー)

FUJIFILM SUPER CUP 2023 概要

2023年2月11日、東京都新宿区の国立競技場にて、30回目となるスーパーカップが開催されました。この大会は、富士フイルムビジネスイノベーションの特別協賛のもとに進行され、FUJIFILM SUPER CUP 2023と名付けられました。改築後初の国立競技場での開催は、2014年以来の出来事です。

新型コロナウイルス感染症の影響に関しては、2023年1月27日に改定された基本的対処方針に基づき、最大100%の来場者が許可され、全ての席で応援の声出しが可能となりました。また、産業技術総合研究所の協力により「スタジアム観戦環境調査」が行われることも併せて発表されました。

主催・主管・協賛

本大会は、日本サッカー協会および日本プロサッカーリーグが主催し、日本プロサッカーリーグおよび東京都サッカー協会が主管しています。なお、特別協賛には富士フイルムビジネスイノベーションが名を連ねています。

レギュレーション

試合は90分間（前半45分・後半45分）で行われ、引き分けの場合はPK戦で決着がつけられます。また、選手交代は5名以内、交代回数はハーフタイムを除いて3回までに制限されています。

参加クラブ

参加チームには、2022年明治安田生命J1リーグで優勝した横浜F・マリノス、そして天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会で優勝したヴァンフォーレ甲府が名を連ねています。特に、甲府は今大会が初出場となるため、注目を集めました。

プロモーション

試合に向けては、メディアミックス作品『ラブライブ!シリーズ』とのコラボレーション企画が行われ、各クラブを応援するキャラクターたちが登場しました。横浜F・マリノスは星空凛、上原歩夢、澁谷かのんが応援し、ヴァンフォーレ甲府は園田海未、天王寺璃奈、鬼塚夏美が応援役を務めました。また、ハーフタイムにはボーイズグループ『JO1』が出演するライブショーも計画されていました。

試合前日の状況

試合前日の10日には甲府市で20cmの積雪があったため、選手やサポーターの移動の不安があったものの、選手たちは中央自動車道が通行止めになる前に無事に都内へ移動。試合当日には交通手段も復旧し、多くのサポーターが国立競技場に集結しました。

試合結果

横浜FMと甲府の試合は、15年ぶりとなるJ1対J2の対戦として注目されました。試合は前半から甲府が攻勢をかけますが、時間が経過するにつれ横浜FMにボールが渡り、前半30分に横浜FMのFWエウベルがゴールを決め先制します。しかし、前半終了間際には甲府がPKで同点に追いつき、試合は1-1のまま折り返しました。

後半は横浜FMが早々と勝ち越し点を決め、状況が続きます。甲府は試合終了間際にゴールを挙げますが、オフサイドの判定によって無効となり、横浜FMは最終的に2-1で勝利を収めました。これにより、横浜FMはスーパーカップ初優勝を果たしました。

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