2024年のスーパーフォーミュラ

2024年スーパーフォーミュラ概要

2024年のスーパーフォーミュラシーズンは、3月8日から10日に鈴鹿サーキットで始まり、11月9日から10日に同じく鈴鹿サーキットで幕を閉じる予定です。今季のシリーズには全7大会が組まれ、各チームやドライバーの参戦状況やレギュレーションの見直しが話題となっています。

主な変更点

1. レース日程及びレギュレーションの見直し

今季のレギュレーションにはいくつかの重要な変更が含まれています。ダンパーはこれまでのマルチメイクからオーリンズ製に統一され、より均一なパフォーマンスが求められます。また、ドライバーが使用するヘルメットに関しては、国際自動車連盟（FIA）の新たな基準「8860-2018-ABP」に適合したカーボン製ヘルメットの使用が必須となります。この動きは安全性の向上を目的としています。

レースに使用される燃料も変更されています。従来の「102オクタン以下の市販無鉛ガソリン」から、今季は「シリーズ所管団体が指定する燃料のみ」に変更され、さらなる技術革新やパフォーマンスの向上が期待されます。

2. エントラントの状況

2023年のチャンピオンである宮田莉朋がFIA F2とヨーロピアン・ル・マン・シリーズへ参戦するため、スーパーフォーミュラから離れることが発表されました。このため、2003年以来21年ぶりに、前年のチャンピオンが不在のシーズンとなります。カーナンバー「1」の不在は2000年以来24年ぶりで、レースの歴史的な瞬間となるでしょう。

トヨタ勢は2023年12月12日に参戦体制を発表しました。KCMGは国本雄資に変わって福住仁嶺を起用し、他にもリザーブドライバーとして関口雄飛が加わります。ホシノインパルは前年FIA F2チャンピオンのテオ・プルシェールや国本を迎え、新たな体制で臨みます。

トムスやCERUMO・INGINGもドライバーの入れ替えを行い、新たな才能を中核にする方針を示しています。ホンダ勢も新たなドライバーが加入し、特に無限ではF1リザーブドライバーの岩佐歩夢がチームメイトとして加わります。

3. その他の動向

スリーボンドはトヨタ陣営に移籍した福住に代わって、2022年以来復帰となる三宅淳詞を起用。ナカジマレーシングもドライバーの変更を実施し、行動の変化が見受けられます。また、第3戦のスポーツランドSUGO大会では、約46年ぶりに外国人ドライバーが不在となることが予想され、国内のドライバーの台頭が際立つでしょう。

シリーズの期待

2024年のスーパーフォーミュラは、これまでの経験を活かしつつも、さまざまな新しい試みやルーキーの活躍が期待されるシーズンとなるでしょう。各チームがどのようなパフォーマンスを見せ、どのドライバーが最終的にタイトルを手にするのか、ファンにとって非常に興味深い展開が待っています。安全性や技術面的な進化も見逃せないポイントです。期待できる新シーズンの幕開けに、多くの熱戦が繰り広げられることを願っています。

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