24式機動120mm迫撃砲

24式機動120mm迫撃砲について

24式機動120mm迫撃砲（にいよんしききどう120ミリはくげきほう）は、日本陸上自衛隊によって調達が進められている装輪式自走迫撃砲です。この迫撃砲は、16式機動戦闘車を土台に設計されており、24式装輪装甲戦闘車や共通戦術装輪車（偵察戦闘型）といった他の装備とともに、共通の車両として位置づけられています。このプロジェクトの開発を担当しているのは、三菱重工業です。

調達計画と数量

この迫撃砲の調達は、2024年度から始まる予定で、令和6年度の予算には、8両分が計上されています。さらに、2025年度の概算要求でも同様に8両分が要求されており、全体で約80億円の予算が見込まれています。しかし、最終的には102両の調達が予定されており、過去に少数調達にとどまった96式自走120mm迫撃砲との対比が際立ちます。

配備予定

国の安全保障戦略において重要な役割を担うこの装備は、全国の即応機動連隊において、火力支援中隊に優先的に配備されると考えられています。これにより、迅速で効果的な火力支援が可能となり、陸上自衛隊の戦闘力向上に寄与することが期待されています。

迫撃砲の仕様

この24式機動120mm迫撃砲に搭載される2R2M迫撃砲はフランス製であり、特筆すべきはその半自動装填装置です。これは、陸上自衛隊が運用中の120mm迫撃砲RTの派生型であり、先進的な技術が盛り込まれています。

この自走迫撃砲は、狭い地域での運用にも適しており、車体の機動性と火力を兼ね備えています。これにより、陸上自衛隊は多様な戦局に対応できる柔軟性を持つことができるでしょう。

関連項目

この24式機動120mm迫撃砲の導入は、将来的な装輪戦闘車両の発展に寄与するとともに、次期装輪装甲車や、アメリカ海兵隊が開発したドラゴンファイアなど、国際的な装備との関連性も示しています。これにより、日本の防衛力を一層強化するという目的が達成されるでしょう。

今後の進展に目が離せません。

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