24時間テレビ 愛は地球を救う45

『24時間テレビ45 「愛は地球を救う」 会いたい!』

2022年8月27日から28日にかけて放送されたこの番組は、日本テレビ系列での通算45回目の開催となります。この特別な24時間のイベントは、愛や希望をテーマにしており、多くの感動的な瞬間が展開されました。

メイン会場の変更

例年は日本武道館がメイン会場となりますが、今年は他のイベントが重なったため、両国国技館が4年連続での会場となりました。この取り決めにより、新しい形での開催が実現されました。また、番組の関連コンテンツはYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」で毎週金曜日に配信され、多くのファンが楽しむことができました。最近の開催では、観客を迎えた形での実施は2019年（第42回）以来となり、特に高まる期待感を持って迎えられました。ただし、対面での募金活動は実施されず、視聴者からのオンライン募金が中心となりました。

特別な出演者たち

番組の企画を進める中で、訃報がいくつか伝えられました。『笑点』のチャリティー大喜利に臨む予定だった6代目三遊亭円楽が入院しており、その約1ヶ月後に亡くなることとなりました。また、桂宮治が初めて『24時間テレビ』に出演し、彼らの活動が注目を集めました。

30周年を迎えたエンディングテーマ「サライ」についても言及があり、作曲者の加山雄三が85歳になり、コンサート活動からの引退を表明した中での歌唱が行われました。これが加山の最後の出演として期待されていましたが、次年度には病気療養中の谷村新司へのエールを送るために特別に登壇したものの、結局この年の歌唱参加が最後となりました。

また、元プロレスラーであり参議院議員のアントニオ猪木が出演した「燃える闘魂！アントニオ猪木がなぜ闘病生活を見せるのか」というコーナーでは、彼が89歳で亡くなる前の姿が放送されました。

充実した出演者とプログラム

総合司会を羽鳥慎一と水卜麻美が務め、メインパーソナリティーには「ジャにのちゃんねる」のメンバーである二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨が参加しました。マラソンランナーにはEXITの兼近大樹が選ばれ、この形式での出演は久しぶりとなりました。

また、様々なコーナーや出演者が続々と登場し、世代を超えた多くの著名人たちがインタビューやパフォーマンスを行い、視聴者に感動を提供しました。特に注目されたのが、すぎやまこういちに関するドラマスペシャルで、ドラゴンクエストの背後にある物語が描かれ、多くのファンを惹きつけました。

高視聴率の記録

放送終了後、視聴率が発表され、番組全体の平均世帯視聴率は13.8%、平均個人視聴率は8.1%と好評価を得ました。特に、28日19:00〜20:54のパートでは22.2%の視聴率を記録しました。このように、今年の「24時間テレビ」は多くの感動的なエピソードとともに、特に視聴者の心に残る放送となったのです。

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