3月9日 (曲)

シングル「3月9日」について

「3月9日」は、日本のロックバンド・レミオロメンが2004年にリリースしたメジャー第二弾のシングルであり、彼らの音楽キャリアにおいて非常に重要な位置を占めています。この曲はその後の多くの卒業式などで演奏される「卒業ソング」として親しまれています。

このシングルは、前作「電話」から約7ヶ月の間を経て発表されました。印象的なのは、表題曲がAOKIホールディングスのCMや、TBS系列の「Pooh!」のエンディングテーマに採用された点です。このことにより、レミオロメンは初めてのタイアップを獲得し、広く知られるきっかけとなりました。さらに、この楽曲は翌年に放送された沢尻エリカ主演のドラマ「1リットルの涙」の劇中歌に使用されるなど、番組や広告でも大きな影響を与えました。

シングルはオリコンチャートにおいて初登場11位を記録し、レミオロメンのシングルとしては初めてトップ20入りを果たしました。また、「粉雪」のヒットを受けて、翌年にはオリコンチャートの上位に再浮上するなど、その人気が持続しました。日本レコード協会からはゴールドディスク認定を受けており、シングルの成功を証明する結果となっています。

収録曲と内容

シングルには、表題曲「3月9日」と「日曜日」の2曲が収められています。特に「3月9日」は、2002年3月9日に結婚式を挙げた友人のために作られた楽曲で、歌詞には直接的な卒業の言葉は含まれていないものの、内容から「卒業ソング」として人気を集めることになりました。楽曲は藤巻亮太の作詞・作曲によるもので、レミオロメンのメンバーがアレンジにも関与した作品です。

「日曜日」は、同じく藤巻によって作詞・作曲されており、こちらも心に残るメロディーが特徴的です。

プロモーションと映像

このシングルのプロモーションビデオには、当時ブレイク前の堀北真希が女子高生の役として出演しており、視覚的にも注目を浴びました。レミオロメンは、この作品の成功を機に様々なメディアに露出を増やし、音楽シーンにおける存在感を高めています。初めて出演した音楽番組「ミュージックステーション」でのパフォーマンスも、多くのファンに支持されました。

続編と影響

その後、レミオロメンは「3月9日」を両A面シングルとして「3月9日/パラダイム」として再リリースしました。このバージョンは、キットカットの受験2007篇CMソングとしても使用され、より多くのリスナーに届くこととなりました。

「3月9日」は、今日に至るまで多くのアーティストにカバーされ続けており、その影響力は計り知れません。この楽曲は、時を超えて多くの人々の心に残り続ける名曲として位置づけられています。

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