349年

349年は、ユリウス暦における平年です。この年、東アジアでは様々な出来事が起こりました。

各地の年号

干支: 己酉
日本: 仁徳天皇37年、皇紀1009年
中国:
東晋: 永和5年
後趙: 太寧元年
前涼: 建興37年（西晋の元号を継続）
前燕: 烈祖景昭帝（慕容儁）2年
代: 建国12年
朝鮮:
高句麗: 故国原王19年
百済: 近肖古王4年
新羅: 訖解王40年
檀紀2682年
仏滅紀元: 892年
ユダヤ暦: 4109年 - 4110年

349年の出来事

この年、特に大きな出来事として、中国の五胡十六国時代における後趙の混乱が挙げられます。

後趙の皇帝交代劇: 後趙では、天王であった石虎が皇帝を称するようになりました。しかし、その石虎が崩御すると、後を継いだ石世が即位するも、すぐに廃位・殺害されてしまいます。その後、石虎の兄である石遵が帝位に就きますが、これもまたすぐに石閔によって殺害され、石鑑が擁立されるという、目まぐるしい権力闘争が繰り広げられました。

後趙では、石虎の死後、短期間のうちに4人の皇帝が入れ替わるという異常事態となり、国内は大きく混乱しました。これらの出来事は、後趙の衰退を決定づける出来事となりました。この一連の出来事は、五胡十六国時代の政治的な不安定さを象徴するものとして、歴史に記録されています。

その他の情報

349年のカレンダー（ユリウス暦）も参照できます。

349年生まれ

この年には、特筆すべき誕生の記録はありません。

349年没

石虎：後趙の第3代皇帝（295年生まれ）
石世：後趙の第4代皇帝（339年生まれ）
石遵：後趙の第5代皇帝（生年不詳）

脚注

注釈はありません。

出典

出典は特にありません。