428 (アルバム)

アルバム「428」の概要

「428」は、日本のお笑いコンビであるとんねるずの5枚目のアルバムで、1988年4月29日に発売されました。このアルバムのタイトルには深い意味が込められており、実際の発売日の前日である4月28日を指しています。なぜこのようなタイトルが付けられたのかというと、当時の公式な発売日が天皇誕生日という祝日であり、出荷作業が休みとなるため、4月28日に店頭に並ぶことを予想して名付けられたのです。特にCD版には、ボーナストラックとして『炎のエスカルゴ』のアルバムバージョンが収録されています。

収録曲の紹介

このアルバムには様々な楽曲が収められています。以下に各収録曲の詳細を紹介します。

1. FIGHT!

作詞・作曲・編曲は高見沢俊彦によるもので、日本テレビ系の番組『コラーッ!とんねるず』のオープニングテーマとしても知られています。高見沢がコーラスに参加している点も特筆すべき点で、作詞から編曲まで全て手掛けたのは稀有な例です。

2. Funky Monkey Summer

この曲は伊達歩が作詞、和泉常寛が作曲、そして中村哲が編曲を担当しています。楽しい夏の雰囲気が漂う楽曲です。

3. あの娘にKnock

松井五郎が作詞、玉置浩二が作曲を手がけ、杉山卓夫が編曲を行っています。この曲も、とんねるずのユニークさが際立つ一曲です。

4. ブラックキャッツ!

作詞は石橋貴明と木梨憲武によるもので、作曲も2人が手掛けている珍しい形の楽曲です。編曲は中村哲が担当しています。

5. 愛の平家物語

秋元康が作詞、後藤次利が作曲・編曲を担当したこの曲は、光GENJIのパロディとして知られており、タイトルは平家と源氏という歴史的な要素にちなんでいます。歌詞の中には、光GENJIのヒット曲『ガラスの十代』が言及されており、聴く者の共感を誘います。

6. 炎のエスカルゴ（DJ英語バージョン）

このバージョンも秋元康の作詞、後藤次利の作曲・編曲による作品ですが、独自のDJバージョンとして別にアレンジされています。

7. 握手をしよう!〜Shake Your Hands〜

再び秋元康が作詞し、後藤次利が作曲・編曲を行ったこの曲は、手を取り合うことで楽しむことをテーマにしています。

8. TEACH ME

作詞はBANDITと木梨憲武が手掛け、作曲と編曲は後藤次利が行いました。実際に親しみやすいメロディと歌詞が特徴です。

9. 酔いどれ天使

伊達歩が作詞、和泉常寛が作曲し、中村哲が編曲を担当したこの曲は、少し切ない気持ちを表現した楽曲です。

10. ぼくの靴

松井五郎作詞、玉置浩二作曲、杉山卓夫編曲によるこの曲も、帳の深いテーマが感じられます。

11. ON THE WAY HOME

最後に、高見沢俊彦が作詞も作曲も行い、武部聡志が編曲を手掛けたこの曲は、アルバムの締めくくりにふさわしい一曲となっています。

結論

「428」はユーモア溢れる楽曲が揃ったアルバムであり、とんねるずの独特のセンスが詰まっています。この作品は、リリースから数十年が経過した今でも、多くのファンに愛され続けています。音楽と笑いが交差する彼らの世界を楽しむために、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。

もう一度検索