64マリオスタジアム

『64マリオスタジアム』

概要

『64マリオスタジアム』は、任天堂がスポンサーとなった子ども向けのゲーム情報番組です。1996年7月4日に放送が開始され、2000年9月28日までテレビ東京系列で放送されました。番組は毎週木曜日の18時30分から19時まで放送され、前番組『スーパーマリオスタジアム』の後を引き継いでタイトルが変更されました。NINTENDO64の発売を契機にリニューアルされ、ゲームファンに向けた多彩な企画が展開されました。

この番組は、任天堂が制作した数々のタイトルや新作ゲームを紹介するだけでなく、視聴者が参加できるチャレンジ企画やクイズなども豊富に内容盛りだくさんで、多くの子どもたちに楽しまれました。『ポケットモンスター』関連の企画は、後に『ポケモン☆サンデー』として引き継がれることになります。

出演者

この番組の司会は、渡辺徹さんが務めました。また、加藤紀子さんや一宮里絵さんなどが出演しており、須藤温子さんも長い間司会を担当しました。レギュラーメンバーには内山信二さんが名を連ね、放送期間中も若手の芸人たちが多くゲストとして登場しました。平時は無名に近かった芸人たちが、多く参加し、彼らにとっては貴重なテレビ出演の場となりました。

具体的には、アリtoキリギリスやオセロ、海砂利水魚（現：くりぃむしちゅー）、デンジャラス、アンジャッシュといった芸人たちが名を連ねていました。これにより、子どもたちにとって親しみやすいバラエティ番組として人気を集めました。

番組内容

クイズバトル

番組内では、視聴者や出演者がチームを組み、任天堂に関するクイズに挑戦するコーナーが設けられていました。優勝チームにはNINTENDO64本体が贈られ、準優勝にはゲームボーイポケット、3位にはコントローラーが贈呈されるなど、豪華な賞品が用意されていました。これは、ゲームの知識を試すだけでなく、視聴者の参加意欲を刺激しました。

めざせ!マリオカート64タイムトライアルグランドチャンピオン

このコーナーでは、出場者が『マリオカート64』のタイムトライアルに挑戦し、速さを競いました。ベストタイムを出すとオリジナルのゴールドコントローラーと新作ソフトが進呈されるなど、熱気溢れる展開が話題を呼びました。解説を行うチャンプ丸山さんは、ゲームの楽しさを引き立てる役割を果たしました。

ポケモンリーグ

『ポケットモンスター 赤・緑』を使った対戦コーナーもありました。特別なモニターを使って3人1組での対戦が行われ、勝ち抜き戦でのルールに基づいたバトルが展開されました。ミュウやミュウツーが使用禁止というルールが設けられ、戦略性の高い内容となっていました。

ポケモンスナップ ベストフォトコンテスト

1999年には、NINTENDO64版『ポケモンスナップ』の発売に合わせて、フォトコンテストが開催されました。これには、視聴者が撮影したポケモンの写真が応募され、大賞が選出されました。その結果、特製のカードが制作され、ファンにとって記念となる企画となりました。

エンディングテーマ

エンディングテーマには複数のアーティストの楽曲が使われ、放送の締めくくりにふさわしい音楽が流れました。加藤紀子さんをはじめとする様々なアーティストが参加し、番組の雰囲気をより一層盛り上げました。

放送延期

第1回特別番組『64マリオスタジアム・スペシャル』は、放送予定日が「ポケモンショック」によって延期されましたが、その後、無事に放送される運びとなりました。

このように、4年にわたる放送期間を経て、『64マリオスタジアム』は多くの子どもたちに愛され、ゲーム文化の重要な一端を担った番組として記憶されています。

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