70年代風ロボットアニメ ゲッP-X

70年代風ロボットアニメ ゲッP-X

『70年代風ロボットアニメ ゲッP-X』は、1999年5月27日にアローマから発売されたPlayStation用のシューティングゲームです。このゲームは、宇宙魔王デービンの率いる宇宙ビースト軍団から地球を守るために、プレイヤーが巨大ロボット「ゲッP-X」を操り、様々な形態に変形しながら敵に立ち向かうアクションが特徴です。

ゲームの概要

本作は、横スクロールのシューティングゲームで、各ステージがロボットアニメのような演出で構成されています。ゲームは「オープニングアニメ→ゲームパートA→アイキャッチ→CM→ゲームパートB→エンディング→次回予告」という流れで展開され、プレイヤーは各ステージをクリアすれば次のステージに進むことができる仕組みになっています。もともとは『ゲッPロボ』というタイトルで開発されていましたが、開発途中でさまざまな問題が生じたため、最終的に『ゲッP-X』というタイトルに変更されました。

ストーリー

物語は1970年代の地球が舞台です。宇宙悪魔帝国の魔王デービンが宇宙ビースト軍団を率いて地球を侵略するという危機が訪れます。彼らの侵略を察知した宇宙ロボット研究所の呉石博士は、秘かに建造していたスーパーロボット「ゲッP-X」を完成させ、パイロットとして熱血漢のケイ、冷静なジン、そして力自慢のリキを招集します。彼らは地球を守るために立ち上がり、ゲッP-Xを操縦して敵と戦います。

ゲームシステム

ゲームは全8話からなり、各ステージは横向きにスクロールしながら進みます。雑魚敵を倒しつつ距離を進むと、ボスと対決することになります。一つのステージは前半と後半に分かれており、各部分にボスが配置されています。ライフ・残機制度により、自機の装甲が減少するとライフが減っていき、ライフがゼロになるとゲームオーバーとなります。

プレイヤーは状況に応じて異なる形態に変形することができ、ニ種の基本攻撃と溜め撃ちがそれぞれの形態に用意されています。変形中はダメージを受けないシステムになっていますが、合体後には硬直があり、合体前後の操作には工夫が必要です。また、特定の形態でボスを倒すと特別なフィニッシュムービーが流れる「絶対フィニッシュシステム」も搭載されています。特定の条件を達成することで、エクストラモードが開放されるなど、多様な楽しみ方があります。

ストーリー分岐

第4話Bパートのボスを倒す際、自機の形態によってその後のストーリーが3つに分岐します。ディスクの構成も各エピソードによって異なり、プレイヤーの選択が物語に影響を与える仕組みになっています。

ゲッP-Xのメカニック

「ゲッP-X」は3機のメカから合体してロボット形態になることができ、合体の組み合わせによって異なる特性を引き出すことが可能です。エックス1号、エックス2号、エックス3号の3つの形態があり、それぞれ異なる特徴と必殺技を持っています。さらに、エックスが破損した場合には試作型ゲッP-XXが登場し、さらに強力な武装を手に入れます。その他にも、サポートキャラクターやボーナスキャラクターが多数登場し、ストーリーを盛り上げます。

音楽と主題歌

ゲーム内で使用されるBGMは全てボーカル曲で構成され、主題歌や挿入歌も多く、キャラクターたちの感情を高める役割を果たしています。この中でも特に人気のある楽曲が収録されており、音楽もゲームの魅力の一部となっています。

おわりに

『70年代風ロボットアニメ ゲッP-X』は、懐かしのロボットアニメの雰囲気を大切にしつつ、シューティングゲームとしての爽快感を兼ね備えた作品です。キャラクターたちの成長やストーリーの進展、バラエティ豊かなゲームシステムがプレイヤーを魅了します。このゲームは、70年代のロボットアニメを愛するファンにとっても、楽しめる要素が満載です。

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