ABC NEWSゆう

ABC NEWSゆうの概要

『ABC NEWSゆう』は、朝日放送テレビ（ABCテレビ）が提供する関西ローカルのワイドニュース番組です。この番組は、以前の『ワイドABCDE〜す』内のローカルニュースコーナー『ワイド630』を分離し、独立した形でスタートしました。放送時間はその後、1.5倍に拡大され、地域のニュースをより多くの視聴者に届けることを目指しました。

番組の名称の由来

番組のタイトルである「ゆう」には、夕方のニュースを伝えるという基本的な意味合いの他に、視聴者参加型番組を意識した「あなた（YOU）」や「友達（友=ゆう）」といった要素も含まれています。また、番組名が「ニュース」とならずに、英語本来の発音である「ニューズ」と呼ばれる点も独特な特徴です。このスタイルは、過去に同ネット局で放送された『ABC News Report』でも見られました。

放送のスタートと進化

番組の初回放送は、視聴者に「ゆう」というタイトルについての意見を求める街頭インタビューの映像から始まりました。キャスター陣は、ほぼ全員が『ワイド630』から引き続き出演し、そのまま番組を継承する形を取りました。特に、三代澤康司を中心に、個性豊かなキャスター陣が特徴的で、ニュースをただ伝えただけでなく、常にキャスターの視点が反映された内容となっていました。

2004年10月にリニューアルが行われ、番組のロゴが一新され、いくつかのテーマソングも変更されました。その後も、社屋移転などのイベントに合わせながら数回のリニューアルが行われ、視聴者を飽きさせない工夫が施されました。特に2008年6月の社屋移転に伴うリニューアルでは、オープニングCGやテロップのデザイン変更があり、視覚的にも新鮮さを持たせる努力が見られました。

主要コーナーと放送時間

番組の主なコーナーには、2004年にスタートした金曜日の「時流」や、2007年から放送された「ウラドリ」があり、これらのコーナーは後に引き継がれた『NEWSゆう+』でも続けられることとなりました。時流は記者がスタジオで解説を行う形式、ウラドリは取材の過程を放送するスタイルが特徴です。また、平日18:17からの放送時間が設定されており、特に水曜日には阪神主催のスーパーベースボールと連動して短縮放送が行われていたり、全国高校野球選手権中継の期間中にも柔軟な対応がありました。

状況の変化と終了

2009年3月には『ムーブ!』が終了し、その後『NEWSゆう』も最終回を迎えることとなりました。しかし、翌週からは新たに『NEWSゆう+』として放送時間を拡大し、夜のニュース枠を強化することが決まりました。この変革は、2008年度以前の全ニュース番組を集約した形となっており、視聴者に新たなスタイルでニュース提供がなされました。

結論

『ABC NEWSゆう』は地域密着型の情報番組として、視聴者とのつながりを大切にしながら進化してきました。なくてはならないローカルな情報源としての役割は、新たな『NEWSゆう+』に引き継がれる形で今も続いています。

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