ABSワイドゆう

ABS wideゆうとは

『ABS wideゆう』（エイビーエスワイドゆう）は、1994年10月に秋田放送によって始まり、11年半にわたって放送されていた夕方のワイド番組です。この番組は、同局のテレビで放送される30分以上の番組としては最も長寿を誇り、長い間多くの視聴者に愛されてきました。祝祭日には放送を行わないことが一般的でした。

番組のフォーマット

この番組は、様々な情報コーナーや特集が組まれており、地域密着型の内容が特徴でした。特に、毎週金曜日には岩手県のテレビ岩手と連携し、お互いの地域情報を共有する「5きげんこまち通信」というコーナーを設け、青森放送とも情報交換を行うなど、県境を越えた交流が行われていました。中継先も秋田市内のいくつかの場所に広がり、視聴者に様々な情報を届けていました。

キャスター陣

放送当初から、井関裕貴や松井梨絵子、物袋綾子といったアナウンサーが活躍していました。また、木曜日と金曜日には加藤隆弘、高橋美樹が担当していました。番組のインフォメーションコーナーを担当していた阿部律子や宮野さおり、長谷川真弓といったフリーアナウンサーも、多くの情報を視聴者に届ける役割を果たしました。これらのキャスター陣は視聴者からの信頼を得ており、彼らの存在が番組の魅力の一部でもありました。

コーナーの内容

『ABS wideゆう』では、視聴者参加型のクイズコーナーが非常に人気でした。初期から行われていた「市町村発おばんですクイズ」や、「当たっておくれ!!諭吉さんクイズ」など、視聴者が自宅から参加できる形式のクイズが多くの人に親しまれました。特に、「諭吉さんクイズ」では3つの箱から1万円が当たるかどうかを選ぶゲームが視聴者のハートを捉え、当選者には賞品が後日届けられる仕組みになっていました。これにより、視聴者との距離が近く保たれ、参加意欲も高まる結果となっていました。

終焉とその後

番組は、地域の情報を随時更新し続けていましたが、放送期間11年半の歴史を経て、最終週を迎えました。長期にわたる放送は視聴者の生活の一部となっており、感謝の声が寄せられました。『ABS wideゆう』は、ただの情報番組にとどまらず、地域に密着した内容と視聴者との交流を大切にした番組であったことが、多くの人々に記憶されています。

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