テレビ岩手

株式会社テレビ岩手（テレビいわて）について

株式会社テレビ岩手（英: Television Iwate Corporation）は、岩手県を中心とした放送対象地域を持つ特定地上基幹放送事業者です。略称はTVIで、1969年に開局しました。この放送局は岩手県で初めてのUHFテレビ局としてスタートし、最初は日本テレビ系列とNETテレビ（現在のテレビ朝日系列）のクロスネット局でしたが、1980年に日本テレビ系列に移行し、そのまま現在に至ります。コールサインはJOII-DTVです。

歴史と沿革

テレビ岩手は、1968年に岩手県における民間放送第2局としてUHFの周波数割り当てを受け、1969年に「盛岡テレビ放送株式会社」として設立され、開局とともに現社名に改称されました。1980年4月には日本テレビ系列に一本化し、その後は報道番組の制作にも力を入れてきました。特に1997年の夕方情報番組『いわて特盛!5きげんテレビ』は、テレビ岩手の看板番組として広く親しまれています。

また、2006年には地上デジタル放送の開始に際し、HD放送設備を導入したことでも知られています。これにより、岩手県内の他の民放局に先駆けて高品質な放送を提供しました。

本社および支社

テレビ岩手の本社は盛岡市内丸に位置し、他にも県南支社、沿岸支社（釜石支局、宮古支局）、仙台支社、東京支社、大阪支社が存在します。信頼性のある情報提供や、地元のニーズに応じた放送を行うため、地域に密着した運営が特徴です。過去に設置されていた支局もありましたが、時代に応じて組織の効率を考慮し廃止されました。

放送内容と番組

テレビ岩手は主に日本テレビ系の番組を多く放送していますが、週末にはテレビ東京系の番組も一部取り入れています。自社制作番組には、夕方の『5きげんテレビ』の他、『ニュースプラス1いわて』や『ピノキオ・サンセット』などがあります。また、岩手競馬の魅力を伝える『うまのわ』という番組も放送されています。

自社制作番組は、報道局が多くを担っており、県内のニュースや特集を通じて地域の情報を発信しています。特に『5きげんテレビ』は、広く視聴者に支持される番組であり、地元の話題を中心に取り上げています。

地域への貢献

株式会社テレビ岩手は、テレビジョン放送だけでなく、地域社会の発展に貢献するための様々な取り組みを行っています。例えば、イベントの協賛や地域情報の発信を通じて、岩手県内のコミュニティに貢献しています。また、東日本大震災時には迅速な情報提供を行い、地域住民の安全と情報の確保に取り組みました。

最後に

テレビ岩手は、地域の歴史や文化を尊重し、視聴者に寄り添った放送を目指しています。情報の公平性と正確性を保ちつつ、今後も岩手県のテレビ局として地域に根ざした活動を展開していくことでしょう。

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