AIR AGENCY

株式会社AIR AGENCY：声優の育成と音響制作を担う芸能事務所

株式会社AIR AGENCY（エアーエージェンシー）は、声優のマネジメントとアニメーション等の音響制作を主な業務とする日本の芸能事務所です。2006年11月に声優の藤原啓治が賢プロダクションから独立する形で設立しました。

設立の経緯と背景

藤原啓治は、自身の活動を通じて、より自由な発想で「モノづくり」に取り組むためにAIR AGENCYを設立しました。スケジュールの調整やギャラの交渉を自身で行うだけでなく、地方のファンに向けたイベント開催など、従来の事務所では難しい企画にも挑戦したいという思いがありました。特に、地方でのイベント開催には困難も多く、実現には苦労も伴いましたが、藤原の熱意がAIR AGENCYの活動の原動力となりました。

事務所の理念

AIR AGENCYの社訓は「飯を食う」です。これは、プロとして活動するためには技術を磨き、常に向上心を持つことが重要であるという考えに基づいています。藤原は、声優としての成功を目指す上で、ハングリー精神や目標を持つことが成長の原動力になると考えていました。自身の器を大きくするために、どん欲に色々な事にチャレンジしていく事を推奨していました。

事務所の歩み

設立当初は数名での起業でしたが、徐々に規模を拡大。2013年3月頃には本社を移転し、2015年4月には公式サイトを大幅にリニューアルしました。2020年4月12日に藤原啓治が逝去。その後、賢プロダクション時代から藤原を支えてきた渡部栄一が代表取締役に就任し、現在に至ります。

声優養成所

AIR AGENCYは、声優の育成にも力を入れており、2008年5月に「AIR AGENCYワークショップ」として養成所を開講。2010年4月には「AIR AGENCY声優養成所」として名称を変更し、本格的に声優の育成を開始しました。1年間の養成期間を経て、多くの卒業生が声優として活躍しています。

過去の所属者

AIR AGENCYには、数多くの声優が所属していました。中には、岡部悟、川島零士、近藤孝行など、現在は他の事務所で活躍している声優もいます。また、藤原啓治自身も設立者兼所属声優として、数々の作品に出演しました。

AIR AGENCYは、声優のマネジメントと音響制作を通じて、多くのアニメーション作品を支えています。また、声優の育成にも力を入れ、業界の発展に貢献しています。

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