ALFEE'S LAW

ALFEE'S LAW

『ALFEE'S LAW』は、ALFEEが1983年9月5日に発表した7枚目のスタジオアルバムです。このアルバムは、バンドにとって2枚目のスタジオ作品であり、記念すべき初のベスト10入りを達成しました。「メリーアン」というヒットシングルのアルバムバージョンを含む全10曲が収められています。

構成と収録内容

アルバムはA面がハードロックやヘヴィメタルナンバーで構成され、B面ではフォークやロックなど幅広いジャンルの楽曲が取り入れられています。特に収録曲のほとんどは、1983年8月24日に行われた初の武道館公演で初めて披露されたもので、ライヴ感あふれる内容が目立ちます。

収録曲の特徴

1曲目の「ジェネレーション・ダイナマイト」は、ALFEEにとって初めてのスピード・メタル曲で、次作『THE RENAISSANCE』の「鋼鉄の巨人」や『FOR YOUR LOVE』の「SWEET HARD DREAMER」と連なるメタル3部作の一部を形成しています。この曲はPVも作成され、坂崎がドラムを担当する映像が特徴です。また、2012年にはセルフカヴァー・アルバム『ALFEE GET REQUESTS』に再録されました。

5曲目に収録されている「メリーアン」は、先述の通りアルバムバージョンであり、シングルバージョンとは間奏のアコースティック・ギターソロが長く、エレキ・ギターのソロやアウトロも異なるテイクが使われています。

9曲目「トラベリング・バンド」では、ライヴ中に歌詞の一部をその開催地の名前に置き換えるユニークな演出がファンから好まれています。10曲目の「TIME AND TIDE」は、ALFEEが再デビュー後に発表したアルバムと同名であり、またこの作品の重要性を物語っています。

アルバム制作に関するクレジット

本アルバムの制作には多くの才能あるスタッフが関わっています。ディレクターはTSUBONO、UEMURA、WATANABEの3名が名を連ね、録音およびリミキシングエンジニアにはSUZUKIが起用されています。録音オペレーターにはYOSHIDAとMORIYAMAがお願いされ、アートワークにはISAKAが写真を撮影し、メイクをYAMAZAKIが担当しました。

メンバーと使用楽器

このアルバムでは以下のメンバーが参加しています：

• - 高見沢俊彦：ボーカル、エレキギター
• - 坂崎幸之助：ボーカル、アコースティックギター、ハーモニカ
• - 桜井賢：ボーカル、エレキベース
• - 山石敬之：キーボード
• - 井上鑑：キーボード、アコースティックピアノ・シンセサイザー
• - 富岡義広：ドラム
• - 浜口茂外也：パーカッション

使用された楽器の中には、様々なエレキギターやアコースティックギター、ベースがあり、特にTAKAMIZAWA CUSTOMやGIBSON LESPAULなどがメンバーによって使用されました。アルバム『ALFEE'S LAW』は、バンドの音楽スタイルの多様さを示す作品となり、多くのファンに愛されています。

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