ALLJAPAN B-Banquet

ALLJAPAN B-Banquet (オールジャパン・バトル-バンケット)

ALLJAPAN B-Banquetは、GAORAが制作している全日本プロレスの中継番組です。この番組は、全日本プロレスの魅力を広く紹介するために作られ、視聴者に新鮮な情報と感動を届けています。かつて全日本プロレスは日本テレビで中継を行っていましたが、2000年6月に発生した選手の集団離脱事件によって、その放送が一時中断されました。その後は衛星放送に転向し、現在も継続して放送が行われています。

番組は基本的に毎週土曜日の深夜に最新の内容へと更新されます。注目の大会や試合、特にシリーズの開幕戦や最終戦、さらにはタイトル戦に焦点を当てて、前編と後編の形式で二週に渡って約1時間詳細に放送されます。最近では、放送頻度が週一から2週間に一度に変更され、注目試合を中心に約3時間の特別版として放送されることが増えてきました。

2007年には後楽園ホールで行われたチャンピオン・カーニバルが全試合完全放送されました。この特別中継では、初日はリアルタイムで試合を放送し、最終日には後日収録された映像を放送する趣向が施されました。この5連戦には、さまざまなプロレス好きのお笑い芸人たち、原口あきまさ、三又又三、イジリー岡田、ダチョウ倶楽部、そして神奈月がゲストとして出演し、熱気溢れる舞台の一端を担いました。特にダチョウ倶楽部では、上島だけがTARUから水をかけられるというユーモラスなエピソードも話題を呼びました。

次の年、2008年のチャンピオン・カーニバルも全試合が完全放送されました。開幕戦と第2戦ではNEAR LIVE形式での生中継が行われ、これにより観客はより迫力ある試合を体感することができました。また、この年も引き続きお笑い芸人がゲストとして登場し、視聴者に一層の楽しさを提供しました。なかでも、愛川ゆず季はその数年後にプロレスラーデビューを果たし、さらにはファン感謝デーで選手としてリングに立つという展開があり、多くのファンを驚かせました。

ALLJAPAN B-Banquetは、単に試合を中継するだけでなく、全日本プロレスが行うさまざまな大会やイベントを大規模体育館（両国国技館や国立代々木競技場など）で実況する「全日本プロレススペシャル」も定期的に放送し、その魅力を伝えています。

番組内の解説には小佐野景浩が担当し、ビッグマッチでは渕正信がゲスト解説を行っています。実況は鍵野泰加彦と市川勝也が担当し、観客を引き込む熱のこもった実況を展開しています。全日本プロレスを愛するファンには欠かせないこの番組は、プロレスの躍動感を伝える重要な存在となっています。

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