『
ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE-』(アスカ・プレミアム・シンフォニック・コンサート2018 ザ・プライド)は、日本のシンガーソングライター、
ASKAのライブ映像作品です。この作品は、
2019年2月6日に
DVDおよびBlu-rayとしてリリースされました。当初はレーベル直販サイト限定での取り扱いでしたが、
2月13日からは一般流通が開始され、さらに
2月20日からは
Amazon.co.jpでも販売が始まりました。
本作に収められているのは、
2018年11月5日から12月23日にかけて行われた同名の全国ツアーより、記念すべき初日公演の模様を完全収録したものです。このツアーは、
ASKAにとって実に約5年ぶりとなる大規模な全国コンサートであり、ポップスやロックの楽曲をオーケストラとの共演で披露するという、ビルボードクラシックスならではのシンフォニック形式で開催されました。
2018年11月5日の
東京国際フォーラム ホールAを皮切りに、大阪、仙台、西宮、京都、札幌、横浜、福岡といった各地を巡り、さらに静岡のグランシップ 大ホール・海で行われた追加公演も含め、全国9都市で計11公演が実施されました。
本編ディスクには、そのツアー初日である
2018年11月5日の
東京国際フォーラム ホールA公演が、アンコールまで含めて余すところなく収録されています。この特別な夜には、
ASKAの歌声を中心に、指揮に
藤原いくろう氏、管弦楽には
東京フィルハーモニー交響楽団を迎え、さらにピアノの澤近泰輔氏、パーカッションの小野かほり氏といった優れたミュージシャンたちが参加しました。オーケストラアレンジは
藤原いくろう氏が手がけており、
ASKAの数々の名曲が壮大なシンフォニックサウンドで生まれ変わっています。
収録されたセットリストは以下の通りです。
Prelude:On Your Mark (オーケストラ演奏)
熱風
Man and Woman
I'm busy
はじまりはいつも雨
同じ時代を
迷宮のReplicant
しゃぼん
FUKUOKA
未来の人よ
修羅を行く
MIDNIGHT 2 CALL
君が愛を語れ
月が近づけば少しはましだろう
YAH YAH YAH
PRIDE
アンコールでは、代表曲である「SAY YES」や「今がいちばんいい」が披露され、会場全体が一体となった感動的な瞬間が記録されています。
また、本作には貴重な特典映像も多数収録されています。特筆すべきは、世界三大合唱団の一つに数えられる「パリ木の十字架少年合唱団」との共演が実現した
ASKAの最新楽曲「歌になりたい」の特別バージョンです。この楽曲は、
2018年12月23日の静岡追加公演で初めて披露されたもので、特典映像では当時の映像が使用され、少年合唱団の歌声と共に収められています(ただし、音声は静岡公演当日のものではない)。さらに、リハーサルの様子や舞台裏、
ASKA本人へのインタビュー映像も収録されており、コンサートの舞台裏や
ASKAの音楽に対する思いに触れることができます。約5年ぶりの全国ツアー、そしてシンフォニックという新たな試みを記録した本作は、ファンならずとも
ASKAのアーティストとしての深みを再認識できる映像作品と言えるでしょう。