ASMO 449

ASMO 449は、アラビア語の表記に使用されるアラビア文字を収録した7ビットの文字コードです。この文字コードは、国際標準化機構（ISO）によってISO 9036として標準化されており、国際的な情報交換におけるアラビア文字の取り扱いを円滑にするために重要な役割を果たしています。

さらに、ASMO 449は、Ecma International（欧州コンピュータメーカ協会）によってISO-IR-89として登録されています。この登録は、情報技術分野における文字コードの標準化を促進し、異なるシステム間でのデータの互換性を確保するために行われました。

また、IANA（Internet Assigned Numbers Authority）は、ASMO 449をキャラクタセットとして登録しており、ISO_9036、arabic7、iso-ir-89、csISO89ASMO449といった複数の別名で参照できるようにしています。これにより、インターネット上での情報交換においても、ASMO 449が広く認識され、利用されることが保証されています。

ASMO 449の文字コード表では、特定の範囲に結合文字が割り当てられています。具体的には、6Bから72までのコードが結合文字として使用され、アラビア文字の表記において重要な役割を果たします。これらの結合文字は、アラビア文字の単独の文字と組み合わせて使用されることで、より複雑な文字や発音を表現できます。

一方、73から7Aまでと、7Fのコードには、ASMO 449では文字が割り当てられていません。これらのコードは将来の拡張や異なる文字コードとの互換性のために予約されている可能性があります。

ASMO 449は、アラビア語をコンピュータで扱うための初期の標準の一つであり、その後の文字コードや文字セットに大きな影響を与えました。現在では、Unicodeのようなより包括的な文字コードが広く利用されていますが、ASMO 449はアラビア語のデジタル化の歴史において重要な位置を占めています。

以下は、ASMO 449に関する参考情報への外部リンクです。

1'>ISO 9036:1987 (英語)
2'>ISO-IR-89 (PDF, 英語)
* 3'>ASMO 449+ Arabic Codeset (英語)

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