AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ

AT&Tペブルビーチプロアマとは

AT&Tペブルビーチプロアマは、毎年2月にアメリカ・カリフォルニア州のペブルビーチにある3つの名門コースを舞台に開催される、PGAツアー公認のプロアマゴルフ大会です。モントレー・ペニンシュラ財団が主催し、その歴史は1937年に「ビング・クロスビー・プロアマ」として始まったことに遡ります。1986年からはAT&Tがスポンサーとなり、現在の大会名となりました。

大会の特徴

この大会の最大の特徴は、プロ選手とアマチュア選手がチームを組んで競い合うプロアマ形式である点です。通常のPGAツアー大会はストロークプレー形式で行われますが、AT&Tペブルビーチプロアマでは以下のような独自のフォーマットが採用されています。

予選ラウンド

予選ラウンドは3日間かけて行われます。選手たちは、ペブルビーチ・ゴルフリンクス（PB）、スパイグラス・ヒル・ゴルフコース（SH）、モントレー・ペニンシュラCC（MP）の3つのコースをそれぞれ1ラウンドずつ、計54ホールをプレーします。

プロ選手1名とアマチュア選手1名がチームを組み、3日間を通して同じ組み合わせでプレーします。プロ選手は、3日間の個人ストローク合計で上位60位タイまでが決勝ラウンドに進出できます。さらに、決勝ラウンドに進出したプロ選手の中で上位25チームのペア（アマチュア選手）も、ベストボール方式（アマチュアはネットスコア）での成績によって決勝ラウンドへの進出が決まります。

61位から70位までのプロ選手も、PGAの公式記録上は予選通過扱いとなり、賞金とフェデックスカップポイントを獲得できますが、決勝ラウンドには進むことができません。

決勝ラウンド

決勝ラウンドは最終日に行われ、ペブルビーチ・ゴルフリンクス（PB）で18ホールをプレーします。ここでは、4日間の個人ストローク合計による優勝者と、優勝チームが決定します。

決勝ラウンドに進出したチームは、引き続き同じペアでプレーします。各組は基本的に3名以上でペアリングされるため、最終日には「プロ2名、アマ2名」「プロ2名、アマ1名」「プロ3名、アマ1名」「プロ4名」など、さまざまな組み合わせが見られます。

新型コロナウイルス感染症の影響

2021年には、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、プロ選手のみが参加する形式に変更され、予選ラウンドもPBとSHの2コースのみで行われました（決勝ラウンドはPB）。

ペブルビーチの美しい景観

AT&Tペブルビーチプロアマが開催されるペブルビーチは、その美しい景観でも知られています。太平洋に面した海岸沿いに広がるゴルフコースは、プレーヤーだけでなく観客も魅了します。特にペブルビーチ・ゴルフリンクスは、世界的に有名な名門コースとして知られており、多くのゴルフファンにとって憧れの場所となっています。

歴代優勝者

（歴代優勝者のリストは省略）

まとめ

AT&Tペブルビーチプロアマは、プロとアマチュアが一緒にプレーするというユニークな形式と、美しいペブルビーチの景観が魅力の大会です。毎年、多くのゴルフファンがこの大会での熱戦を楽しみにしています。

もう一度検索