Acoustique Electrick Sessions 2020

Acoustique Electrick Sessions 2020

『Acoustique Electrick Sessions 2020』（アコースティック エレクトリック セッションズ 2020）は、ロックバンド・凛として時雨のギター・ボーカル、TKによるソロプロジェクト「TK from 凛として時雨」名義で発表された初めてのライブアルバムです。ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズより、2021年4月14日にリリースされました。

概要

本作はBlu-rayとCDで構成されており、それぞれ異なるライブの模様が収められています。

Blu-ray

Blu-rayディスクには、2020年12月に開催された配信ライブ『Acoustique Electrick Session for 0』の映像が収録されています。このライブはアコースティック編成で行われました。また、配信時には公開されなかったTKのピアノ弾き語りによる「tokio」の映像が、特典として追加収録されています。

CD

同梱されているCDには、2020年にBillboard Liveで開催されたツアー『Acoustique Electrick Session vol.2』のライブ音源が主に収録されています。このツアーもアコースティック編成で行われました。さらに、配信ライブ『Acoustique Electrick Session for 0』から、「Missing ling」と「tokio」の音源も追加で収められています。

マスタリング

アルバム全体のサウンドマスタリングは、アメリカの著名なスタジオ、Sterling Soundに所属するエンジニア、テッド・ジェンセンが担当しました。

同時リリース

本作は、同じくTK from 凛として時雨名義で制作されたEP『yesworld』と、同日の2021年4月14日に同時に発売されました。

ライブ解説

このアルバムに収録された2つのライブについて説明します。

TK from 凛として時雨 Acoustique Electrick Session vol.2

このライブは、TK from 凛として時雨にとって約1年ぶりとなる有観客でのライブツアーとして開催されました。東京・Billboard Live TOKYOを皮切りに、大阪・Billboard Live OSAKA、神奈川・Billboard Live YOKOHAMAと、計3ヶ所のBillboard Liveを巡る形で行われました。

サポートメンバーは、以下の布陣で臨みました。

ドラムセット：BOBO
ベース：吉田一郎不可触世界
ピアノ：ちゃんMARI
ヴァイオリン：須原杏

TK from 凛として時雨 Acoustique Electrick Session for 0

2020年12月25日に配信されたこのライブは、TK from 凛として時雨としては初めてアコースティック編成で行われた試みです。先の有観客ツアー『Acoustique Electrick Session vol.2』と同じサポートメンバー構成で行われました。

この配信ライブでは、すべての楽曲に対してTK自身が原曲から大きく変更を加えたアコースティックアレンジを施しています。特に、2020年4月にリリースされたアルバム『彩脳』からの楽曲も含まれるなど、特別なセットリストで構成されました。ライブの監督は最勝健太郎が務め、チケットは2020年12月22日正午より販売されました。

OKMusicでのインタビューにおいて、TKは自身で行った大胆な楽曲アレンジについて言及しています。そして、「もう少し自分が作った完成形に対してライヴならではの表現の仕方というものがあってもいいのかなと思えたセッションでした」と語っており、アコースティック編成によるライブ表現の新たな可能性や手応えを感じたセッションであったことを示唆しています。

もう一度検索