Adblock Plus

Adblock Plusについて

Adblock Plus（アドブロック・プラス）は、ウェブブラウザの拡張機能として提供されており、インターネット閲覧時の広告表示を抑制する機能を持っています。単に広告をブロックするだけでなく、トラッキング（アクセス解析や行動追跡）、マルウェアを配布するサイト、さらにはソーシャルボタンといった、ユーザーのプライバシーやセキュリティに関わる要素もブロックすることが可能です。

対応ブラウザとプラットフォーム

Adblock Plusは、主要なウェブブラウザであるMozilla Firefox、Google Chrome、Safari、Opera、Microsoft Edgeに対応しています。以前はInternet ExplorerやVivaldiにも対応していましたが、現在はサポートを終了しています。また、Android版については、ブラウザアプリとしてAdblock Browserが提供されています。iOS版は、かつてはAdblock Browserとして提供されていましたが、現在はSafariの拡張機能としてのみ提供されています。

ブロックの仕組み

広告のブロックは、フィルタにマッチした場合に実行されます。フィルタは、インターネット上で公開されているものを購読するだけでなく、ユーザー自身で作成することも可能です。ブロックの方法は主に2種類あり、一つはURLを指定して素材のダウンロードそのものを阻止する「blocker」、もう一つはHTML要素を指定して画面上に表示させないようにする「hider」です。これらの機能を組み合わせることで、効果的に広告をブロックします。

収益モデル

Adblock Plusは、控えめな広告（Acceptable Ads）を許可する機能を搭載しています。この機能はデフォルトで有効になっており、Googleなどの大手ウェブサービスが「控えめな広告」リストに登録される代わりに、Adblock Plus側に利益の一部を支払うという仕組みが存在します。また、過去にはURL Fixer機能を通じてアフィリエイト収入を得ていた時期もありましたが、現在は削除されています。

評価

Adblock Plusは、AdBlockの後継として非常に人気のある拡張機能の一つです。しかし、一方で、広告ブロックコミュニティで重要な役割を担う人物の中には、日本語フィルタの不足や、AdGuardやuBlock Originといった他の拡張機能と比較して性能や機能面で劣る点を指摘し、特に日本語圏では使用を推奨しないという意見も存在します。

関連情報

Adblock Plusは、インターネット広告の分野において重要なツールの一つです。類似の機能を持つアドブロックツールとしては、AdBlockやAdGuard、uBlock Originなどが挙げられます。

関連項目

インターネット広告
アドブロック
AdBlock (Adblock Plusとは異なるツール。Adblock Plusにインスパイアされて開発された)
AdGuard
* uBlock Origin

外部リンク

公式ウェブサイト

もう一度検索