Anime×Music Collaboration 39 '02-'07

アニメと音楽の融合: 『Anime×Music Collaboration 39 '02-'07』

2008年3月26日、ソニーミュージックエンタテインメントから発売されたコンピレーションアルバム『Anime×Music Collaboration 39 '02-'07』は、当時としては珍しい試みとして注目を集めました。このアルバムは、MBS・TBS系列で放送された土曜夕方6時枠のアニメーション作品（通称、土6）の主題歌・挿入歌を網羅した作品であり、ソニーミュージックエンタテインメント傘下のレーベルに所属するアーティストによる楽曲39曲を収録しています。

3枚組CDで構成され、各ディスクには13曲が収録。そのため、同一の作品から複数の楽曲が選曲されている場合、異なるディスクに収録されている場合があります。アルバムには、2002年から2007年にかけて放送された人気アニメ作品の楽曲が多数収録されており、懐かしさと興奮を呼び起こす選曲となっています。さらに、収録作品7作品それぞれのポストカードが特典として封入されており、コレクター心をくすぐる工夫も凝らされています。

多くのファンを魅了したヒット作

『Anime×Music Collaboration 39 '02-'07』は、オリコンランキングで最高10位を記録し、12週間もチャートにランクインするなど、高い人気を博しました。2008年5月までに出荷枚数は6万枚を突破し、10代後半から30代の幅広い層に支持されたことがわかります。楽曲を提供したアーティストや、アニメ作品自体にコアなファン層を抱えていることも売上を後押しした要因と言えるでしょう。また、2000年代前半にヒットした楽曲を改めて聴きたいという需要も、このアルバムの売上を伸ばしたと考えられます。

多彩なアーティストと人気アニメ作品がコラボレーション

このアルバムには、T.M.Revolution、L'Arc〜en〜Ciel、ポルノグラフィティ、中島美嘉、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなど、当時を代表する人気アーティストが多数参加しています。また、収録されているアニメ作品も、『機動戦士ガンダムSEED』、『鋼の錬金術師』、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、『BLOOD+』、『天保異聞 妖奇士』、『地球へ…』、『機動戦士ガンダム00』（ファーストシーズン）など、多くのファンを魅了した名作揃いです。それぞれの作品の世界観を彩る楽曲が、このアルバムに集結しています。

収録曲（一部）

DISC1には、T.M.Revolutionの「INVOKE」、玉置成実の「Believe」、「Realize」、L'Arc〜en〜Cielの「READY STEADY GO」、ポルノグラフィティの「メリッサ」など、多くのアニメファンにとって馴染み深い楽曲が収録されています。DISC2には、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「リライト」、HIGH and MIGHTY COLORの「PRIDE」、CHEMISTRYの「Wings of Words」などが収録されており、バラエティに富んだ楽曲を楽しむことができます。DISC3には、UVERworldの「Colors of the Heart」、アンジェラ・アキの「This Love」、いきものがかりの「流星ミラクル」、そして再びL'Arc〜en〜Cielの楽曲「DAYBREAK'S BELL」などが収録されています。

『Anime×Music Collaboration 39 '02-'07』は、単なるコンピレーションアルバムとしてだけでなく、2000年代前半のアニメ音楽シーンを凝縮した、まさにタイムカプセルのような作品と言えるでしょう。当時を懐かしむファン、そして新たなアニメ音楽ファンにとっても、聴き応えのある一枚となっています。

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