Bの戦場
『Bの戦場』は、ゆきた志旗による
ライト文芸シリーズ。
2016年度
集英社ノベル大賞を受賞し、ゆきた志旗のデビュー作として
集英社オレンジ文庫から
2016年12月から
2019年1月にかけて全6巻が刊行されました。
 概要
物語は、自身を「ブス」と卑下するウェディングプランナーの主人公が、結婚式に訪れる様々な人々との出会いを通して、仕事に、恋に、奮闘する姿を描いたお仕事
ラブコメディです。
特に、
三角関係の恋の駆け引きを通じて、主人公が内面的に成長していく過程が見どころとなっています。
2019年3月には、フジテレビ・よしもとクリエイティブ・エージェンシー制作による実写映画が劇場公開されました。
 シリーズ一覧
   Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の攻防(
2016年12月16日、
集英社オレンジ文庫、ISBN 978-4-08-680113-3)
   Bの戦場2 さいたま新都心ブライダル課の機略(2017年6月22日、
集英社オレンジ文庫、ISBN 978-4-08-680137-9)
   Bの戦場3 さいたま新都心ブライダル課の果断(2017年12月14日、
集英社オレンジ文庫、ISBN 978-4-08-680165-2)
   Bの戦場4 さいたま新都心ブライダル課の慈愛(2018年3月20日、
集英社オレンジ文庫、ISBN 978-4-08-680182-9)
   Bの戦場5 さいたま新都心ブライダル課の変革(2018年9月20日、
集英社オレンジ文庫、ISBN 978-4-08-680210-9)
   Bの戦場6 さいたま新都心ブライダル課の門出(
2019年1月18日、
集英社オレンジ文庫、ISBN 978-4-08-680231-4)
 あらすじ
舞台は、さいたま新都心にあるシティホテルのブライダル課。
主人公は、自身を「ブス」と卑下するウェディングプランナーの北條香澄。
彼女は、一度限りの結婚式にそれぞれの思いを託す個性的な利用客たちと接する中で、様々な人間模様に触れていきます。
また、職場での
三角関係に巻き込まれ、恋の駆け引きを通して、一人の女性として成長していく姿が描かれています。
 登場人物
   北條香澄(ほうじょう かすみ)
       本作の主人公。さいたま新都心にある「ルミエ新都心ホテル」のブライダル課に勤務するウェディングプランナー。
       気立ての良さで評判だが、自身を「絶世のブス」と卑下している。
       東北出身で、南与野駅付近のアパートで一人暮らしをしている。
   
玲子さん
       香澄の先輩。新郎に口説かれるほどの美人。
   
久世課長
       ブライダル課長として着任した香澄の上司。眉目秀麗、高学歴で将来を嘱望されている。「究極のブス専」。
   
花岡ちゃん
       香澄の後輩。香澄が教育係を務めた。愛嬌があり朗らか。
   
武内さん
       ホテルテナントに入居する生花店の店長。素朴で香澄に癒しを与える。
 映画
2019年3月15日に
KATSU-do配給で劇場公開。
お笑いコンビ・
ガンバレルーヤのよしこが映画初主演を務め、監督は
並木道子が担当しました。
 映画製作の舞台裏
原作の舞台であるさいたま新都心のホテルのブライダル課を再現するため、チャペル、ロビー、ブライズルーム、披露宴会場などの撮影は、実際にさいたま新都心にある「ホテルブリランテ武蔵野」で行われました。
また、展望レストランなどの場面は近隣の「ラフレさいたま」も撮影に使用されています。
劇場公開に先駆け、
沖縄国際映画祭や
京都国際映画祭でプレミア上映も行われました。
 キャスト
   よしこ(
ガンバレルーヤ)
   
速水もこみち
   大野拓朗
   高橋ユウ
   有村藍里
   おのののか
   山田真歩
   
安藤玉恵
   藤森慎吾
   山田菜々
   松下洸平
 スタッフ
   原作:ゆきた志旗
   監督:
並木道子
   脚本:久馬歩(
ザ・プラン9)
   音楽:
中村巴奈重、
田渕夏海
   主題歌:平林純「恋する私は美しい」
 外部リンク
   集英社オレンジ文庫『Bの戦場』特集
   
映画「Bの戦場」公式サイト