並木道子

並木道子は、1979年生まれの日本のテレビドラマ演出家、映画監督であり、フジテレビドラマ制作センターの副部長を務めています。

幼少期からテレビ制作の現場に触れ、フジテレビの月9ドラマ全盛期の大ヒットドラマを見て育ちました。5歳から高校3年生まで詩吟を嗜むなど、芸術的な素養も持ち合わせています。連続ドラマやラブストーリーへの情熱から、かつて自身が夢中になった作品のようなドラマを作りたいと考え、2002年にフジテレビに入社しました。

当初は演出に興味がなかったものの、7年間のアシスタントディレクター経験を経て演出の道へ進み、2010年10月期の月9ドラマ『流れ星』で本格的に演出家デビューを果たします。その後、『それでも、生きてゆく』、『最高の離婚』など、数々の話題作を担当し、演出家としての地位を確立しました。

2019年には、演出を手掛けた『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』が東京ドラマアウォード2019の単発ドラマ部門で優秀賞を受賞。「心揺さぶる上質のエンターテインメント」として高く評価されました。同年には映画『Bの戦場』で映画監督としてもデビューしています。

並木道子は自身の原点である「ラブストーリー」というジャンルを大切にし、これからも時代に寄り添うような恋愛ドラマを制作していきたいと語っています。

プライベートでは、2021年12月末に俳優・映画監督の森岡龍と結婚。公私ともに充実した日々を送っています。

主な作品

テレビドラマ
輪廻の雨（2009年）
流れ星（2010年）
プロポーズ兄弟〜生まれ順別 男が結婚する方法〜 第2夜（2011年）
それでも、生きてゆく（2011年）
私が恋愛できない理由（2011年）
最後から二番目の恋（2012年）
未来日記-ANOTHER:WORLD-（2012年）
東野圭吾ミステリーズ 「小さな故意の物語」（2012年）
最高の離婚（2013年）
最高の離婚Special 2014（2014年）
鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-（2013年）
若者たち2014（2014年）
問題のあるレストラン（2015年）
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう（2016年）
バスケも恋も、していたい（2016年）
突然ですが、明日結婚します（2017年）
セシルのもくろみ（2017年）
レ・ミゼラブル 終わりなき旅路（2019年）
モトカレマニア（2019年）
イチケイのカラス（2021年）
ポップUP!ドラマ 昼上がりのオンナたち（2022年）
イップス（2024年）
119エマージェンシーコール（2025年予定）
配信ドラマ
虹の向こうへ（2012年、BeeTV)
金魚妻（2022年、Netflix）
映画
* Bの戦場（2019年、KATSU-do）

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