田渕夏海

田渕夏海：多様なジャンルを彩る才能溢れる作曲家・編曲家

田渕夏海（たぶち なつみ）は、1989年9月12日生まれの日本の作曲家、編曲家です。岡山県出身で、株式会社日音に所属しています。幼少期から音楽に親しみ、6歳からエレクトーンを始めるなど、音楽への情熱は早くから芽生えていました。才能を開花させるべく、岡山県立岡山城東高等学校を経て、東京音楽大学作曲指揮専攻映画放送音楽コースを卒業。その後、ゲーム音楽制作の経験を経て、現在はTVドラマ、アニメ、映画、さらにはアーティストへの楽曲提供や編曲など、ジャンルを問わず幅広く活躍しています。

テレビドラマ音楽：数々のヒット作を彩る

彼女の活動において大きな部分を占めるのが、数々のテレビドラマの劇伴音楽です。2015年の『下町ロケット』を皮切りに、TBS、テレビ東京、東海テレビ、関西テレビ、NHK、WOWOWなど、主要な放送局のドラマで数多くの作品に携わっています。

代表的な作品としては、2015年の『下町ロケット』（TBS）や『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜』（テレビ東京）、2016年の『火の粉』（東海テレビ）、『コック警部の晩餐会』（TBS）、2017年の『真昼の悪魔』（東海テレビ）、『マッサージ探偵ジョー』（テレビ東京）、2018年の『限界団地』（東海テレビ）、『マジで航海してます〜Second Season〜』（毎日放送）、『僕らは奇跡でできている』（関西テレビ制作・フジテレビ系）などがあります。

近年も、『女子高生の無駄づかい』（テレビ朝日）、『ギルティ～この恋は罪ですか？～』（読売テレビ）、『キワドい2人-K2-池袋署刑事課 神崎・黒木』（TBS）、『着飾る恋には理由があって』（TBS）、『にぶんのいち夫婦』（テレビ東京）、『早朝始発の殺風景』（WOWOW）、『我らがパラダイス』（NHK BSプレミアム・NHK BS4K）、『勝利の法廷式』（読売テレビ・日本テレビ）など、話題作への参加が続いています。2024年には『先生さようなら』（日本テレビ）、『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜|しょせん他人事ですから_〜とある弁護士の本音の仕事〜』（テレビ東京）への参加も予定されており、その活躍は留まることを知りません。

アニメーション音楽：魅力的な世界観をさらに豊かに

テレビドラマだけでなく、アニメーション作品への楽曲提供も積極的に行っています。2015年の『城下町のダンデライオン』（TBS）を皮切りに、数多くのアニメ作品に携わっており、その作品群には『クロックワーク・プラネット』（TBS）、『うらら迷路帖』（TBS）、『コンビニカレシ』（TBS）、『アグレッシブ烈子』（Netflix）、『五等分の花嫁』（TBS）、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』（MBSほか）、『安達としまむら』（TBS）、『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』（MBSほか）、『冰剣の魔術師が世界を統べる』（TBS）、『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』（MBS）など人気作品が多数含まれています。2024年には『星降る王国のニナ』と『五等分の花嫁＊』への参加も控えています。

映画音楽：映像作品に深みを与える旋律

映画音楽においても、その才能を発揮しています。2017年の『ラーメンヘッズ』ではテーマ音楽を担当。また、『Bの戦場』（2018年）では劇伴の一部を担当するなど、幅広い作品に携わっています。『はりぼて』（2020年）などにも参加し、映画音楽の世界でもその存在感を示しています。

楽曲提供と編曲：多様なアーティストとのコラボレーション

田渕夏海は、作曲、劇伴制作にとどまらず、アーティストへの楽曲提供や編曲も手掛けています。Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMP、King & Prince|King_&_Prince、Sexy Zoneなど、人気アーティストへの楽曲提供、編曲実績があり、その才能は多方面から高く評価されています。浜崎あゆみのクラシックアルバム『Winter diary～ A7 Classical～』のオーケストラ編曲にも携わっています。

まとめ

田渕夏海は、幼少期からの音楽経験、そして東京音楽大学での研鑽を土台に、ゲーム音楽制作を経て、現在ではTVドラマ、アニメ、映画と幅広いジャンルで活躍する、実力派の作曲家・編曲家です。数々のヒット作に携わり、その才能は多くの視聴者、リスナーを魅了し続けています。今後の活躍にも期待が高まります。

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