B.J.サーホフ

ウィリアム・ジェームズ・サーホフ

ウィリアム・ジェームズ・サーホフ（William James "B. J." Surhoff, 1964年8月4日生まれ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブロンクス区出身の元プロ野球選手です。ポジションは外野手、捕手、三塁手であり、右投で左打ちの打法を持っています。彼の家族はスポーツ一家で、父のディック・サーホフは元NBA選手、兄のリック・サーホフはメジャーリーグ選手として知られています。また、甥たちもプロ野球選手として活躍しています。

経歴

プロ入り前

サーホフは1982年に行われたMLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから指名されましたが、契約せずにノースカロライナ大学チャペルヒル校に進学しました。在学中の1984年には、第13回日米大学野球選手権大会に出場し、さらにロサンゼルスオリンピックではアメリカ代表として銀メダルを獲得しました。

現役時代

1985年、彼はMLBドラフトの1巡目（全体1位）でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入りを果たしました。初年度のA級ベロイト・ブルワーズでは打率.332を打ち、1986年にはAAA級バンクーバー・カナディアンズで打率.308を記録しました。1987年にはメジャーリーグに昇格し、ボストン・レッドソックス戦でデビューを果たします。同年は115試合に出場し、打率.299、7本塁打、68打点、11盗塁を記録しました。

1988年には打率.245、5本塁打、38打点をマークしつつも、21盗塁を記録するなど優れたスピードを見せました。徐々に彼は捕手以外のポジションにも出場するようになり、1993年以降は三塁手、さらに外野手に転向しました。1995年には打率.320と良好な成績を収め、初めての2桁本塁打を達成しました。

そのシーズン後、サーホフはボルチモア・オリオールズと3年契約を結びます。ここからは捕手としての起用がなくなり、1996年には143試合に出場して打率.292、21本塁打、82打点を記録しました。1998年オフには日米野球に参加し、契約を延長した結果、1999年には全162試合に出場し、球団史上最多の673打数で207安打を達成し、打率.308を記録します。この年、彼は初のオールスター選出を果たしました。

2000年にはアトランタ・ブレーブスにトレードされ、その頃から成績は下降しますが、2003年にオリオールズに復帰し、さらなる活躍を見せました。最終的に彼は2005年に現役を引退し、2007年にはオリオールズの殿堂入りを果たしました。

主な記録

• - MLBオールスターゲーム選出：1回（1999年）

背番号

• - 5（1987年 - 1995年）
• - 17（1996年 - 2000年途中、2003年 - 2005年）
• - 15（2000年途中 - 2002年）

代表歴

• - 第13回日米大学野球選手権大会 アメリカ合衆国代表（1984年）

ウィリアム・サーホフのキャリアは、彼の優れた才能と努力によって築かれたものであり、彼の功績は多くのファンの心に刻まれています。彼の成績、パフォーマンスは、後の世代の選手にとっても大きな励みとなり続けることでしょう。

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