BAAD (アルバム)

BAADのアルバム『BAAD』は、彼らの音楽キャリアにおける重要な作品です。先行シングルとしてリリースされ、大ヒットを記録した「君が好きだと叫びたい」は、アニメ『SLAM DUNK』の主題歌として広く知られ、BAADの名を世に知らしめました。アルバムには、この曲を含む全10曲が収録されています。

収録曲の中で、「君が好きだと叫びたい」以外の楽曲は、主にギターの大田紳一郎が作曲を担当しています。彼の作曲センスが光るこれらの楽曲は、BAADのロックサウンドに深みと多様性をもたらしています。「街は優しく色づいていく」は、関西テレビのドラマ『愛と疑惑のサスペンス』のエンディングテーマとして使用されました。テレビでオンエアされたバージョンや、サウンドトラックに収録されたバージョンでは、冒頭の歌詞が歌われていない点が特徴的です。

アルバムには、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。疾走感あふれるロックナンバーから、メロウなバラードまで、BAADの幅広い音楽性を堪能できます。山田恭二が全曲の作詞を手掛け、多々納好夫、大田紳一郎、羽田一郎、瀬木祐未子が作曲を担当。編曲は、明石昌夫と葉山たけしが手掛けています。

レコーディングには、豪華なミュージシャンが参加しています。TWINZERの生沢佑一がコーラスで、DIMENSIONの勝田かず樹がサックスで参加し、楽曲に彩りを加えています。また、増田隆宣がオルガン、葉山たけしがギターとプログラミング、明石昌夫がプログラミングを担当し、サウンド面を支えています。

『BAAD』は、BAADの初期の代表作として、彼らの音楽性を確立した重要な作品です。ビーイングという音楽プロダクションに所属していたこともあり、同じくビーイング系のアーティストとの交流もありました。大田紳一郎の才能が発揮されたアルバムとしても評価されています。

収録曲
1. 君が好きだと叫びたい
2. Do you wanna hold me?
3. Misty Love
4. Just Take My Heart
5. WILD THING
6. 傷付いても止まらないでいたい
7. 愛したい愛せない
8. 街は優しく色づいていく
9. I will never say good-bye
10. どんな時でもHold Me Tight

参加ミュージシャン
TWINZER'>[生沢佑一] - コーラス
勝田かず樹(DIMENSION) - サックス
増田隆宣 - オルガン
葉山たけし - ギター、プログラミング
* 明石昌夫 - プログラミング

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