葉山たけし

葉山たけしについて

葉山たけし（はやまたけし、1958年6月16日生まれ）は、大阪府出身の作曲家、編曲家、ギタリストです。彼は長年にわたり、日本の音楽シーンで活躍しており、多くのヒット曲を生み出してきました。特にビーイング系アーティストとのコラボレーションが特徴であり、彼の音楽的な影響は広範囲に及んでいます。

略歴

1977年、葉山はブルースバンド「花伸」の一員として、YAMAHA 88 Rock Dayでグランプリを獲得しました。この受賞を機に、1978年にはトリオレコードからデビューを果たします。しかし、1979年には自身のオリジナルアルバムを発表するも、方向性の違いからバンドは解散。その後、彼はサザンロックバンドのメンバーとして活動し、上京を果たします。

上京後の葉山は、本田美奈子や織田哲郎のサポート活動を行い、1989年に織田が活動休止となると、編曲家としての活動を本格化させることになりました。

1990年代の活躍

1990年代に入ると、葉山はビーイングのアーティストを中心に数々の人気曲を手がけ、多くのアーティストから信頼を寄せられる存在になります。特に、ZARD、T-BOLAN、WANDS、大黒摩季、DEENなどのアーティストと連携し、数々のヒット曲を生み出しました。1993年と1994年にはオリコン年間ランキングで編曲家部門第1位を獲得するなど、その実績は顕著です。彼がアレンジを手がけたシングルの中には、ZARDの「負けないで」やDEENの「このまま君だけを奪い去りたい」などがあります。

2000年代以降の活動

2000年には独立し、自ら音楽制作会社「アワーハウス」を設立。その後はプロデュース業や後進の育成、映画やテレビドラマのサウンドトラックに携わるなど、活動の幅を広げていきました。また、引き続きビーイング/GIZAのアーティストに楽曲を提供し続け、たくさんのヒットを生み出しています。

2012年には、自己主催のソロライブを実施。このライブでは著名なサポートミュージシャンを迎え、彼の独自の音楽の世界を表現しました。その後も、ギタリストとして多くのライブイベントに参加し、音楽教育にも取り組んでいます。2012年度からは洗足学園音楽大学でギターの非常勤講師を務めています。

ディスコグラフィと作曲の功績

葉山は多数のコンピレーションアルバムやシングル、アルバムに楽曲を提供しています。作曲・編曲においての広範な活動は多く、彼の名前がクレジットされた楽曲は数えきれません。特に、彼の作風やアレンジは、さまざまなアーティストに影響を与え、現在も多くの音楽ファンから支持されています。

総括

葉山たけしは、日本の音楽界で数々の名作を手がけ、長いキャリアを持つミュージシャンです。彼の作品は、邦楽ファンに広く親しまれ、今後もその影響力は続いていくことでしょう。

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