BARBEE BOYS (アルバム)

BARBEE BOYS|BARBEE_BOYSが1992年10月1日にEpic/Sony Recordsからリリースしたベスト・アルバム『BARBEE BOYS|BARBEE_BOYS』は、彼らの音楽活動の集大成とも言える作品です。このアルバムは、同年1月24日に渋谷公会堂で行われたライブでの解散宣言後に発表されたもので、ファンにとっては特別な意味を持つ一枚となっています。

それまでにも『Black List』（1988年）や『B7』（1992年）といったベスト盤がリリースされていましたが、これらはメンバー自身が選曲したものでした。それに対し、本作はキャリア初のリアル・ベストとして、バンドの歴史を包括的に捉えた内容となっています。CD2枚組で構成されており、彼らの代表的な楽曲が多数収録されています。

アルバムのリリース形態にも工夫が凝らされています。ライナーノーツには、解散ライブとなった『BARBEE BOYS|BARBEE_BOYS FINAL LIVE』の写真が効果的に使用されており、ファンにとっては思い出を振り返る上で貴重な資料となっています。さらに、過去の作品で使用された写真や、デビューから解散までの時系列を追ったヒストリー、そして解散までに発売されたRADIO-Kを含む全作品のディスコグラフィも掲載されています。これらの要素は、BARBEE BOYS|BARBEE_BOYSの音楽活動の全体像を理解する上で重要な役割を果たしています。

ジャケットのデザインも特徴的で、表と裏でそれぞれ異なる仕掛けが施されています。裸眼立体視をすることで文字が浮き上がるように見えるデザインが採用されており、青系の表紙では『BARBEE』、赤系の表紙では『BOYS』の文字が浮かび上がるというユニークなものです。この斬新なデザインは、当時の音楽ファンに強い印象を与えました。

チャート成績としては、オリコンチャートで最高8位を記録しており、その人気の高さを証明しています。

収録曲は、Side IとSide IIに分かれており、バンドの代表曲が網羅されています。具体的な曲名については、公式情報をご参照ください。

参加ミュージシャンは、BARBEE BOYS|BARBEE_BOYSのメンバーである、

ATSUSHI“KONTA”KONDOH
KYOKO
TOMOTAKA“Imasa”IMAMICHI
ENRIQUE
* TOSHIAKI“Koiso”KONUMA

の5名です。彼らの個性が融合したサウンドが、このアルバムの魅力を形作っています。

『BARBEE BOYS|BARBEE_BOYS』は、単なるベスト盤としてだけでなく、バンドの歴史と音楽性を凝縮した作品として、多くのファンにとって特別な存在です。解散という節目にリリースされたこのアルバムは、彼らの音楽を未来へと繋ぐ架け橋となるでしょう。

このアルバムは、BARBEE BOYS|BARBEE_BOYSの音楽を初めて聴く人にとっても、その魅力を知るための格好の入門編となるはずです。そして、長年のファンにとっては、彼らの音楽活動の軌跡を振り返る上で欠かせない、特別な一枚と言えるでしょう。

もう一度検索