BIG NEWS SHOW いま世界は

BIG NEWS SHOW いま世界は

『BIG NEWS SHOW いま世界は』は、テレビ朝日系列で放送されていた報道番組です。

概要

1980年代初頭、民放キー局は夜の最終版ニュース番組を、従来のストレートニュース形式からワイドニュース形式へと移行させる動きを見せていました。そのような時代背景の中、テレビ朝日は1980年4月に『BIG NEWS SHOW いま世界は』を開始しました。

この番組の最大の特徴は、ニューヨークと東京を二元生中継で結び、世界の動きをリアルタイムかつジャーナリスティックに伝えるという斬新な演出手法でした。これにより、視聴者は世界で起こっている出来事を、まるでその場にいるかのように感じることができました。

また、この番組は、後にニュースキャスターとして名を馳せる安藤優子が、上智大学在学中にテレビ朝日のプロデューサーにスカウトされ、初めてテレビに出演した番組でもあります。さらに、2015年4月現在テレビ朝日の代表取締役会長兼CEOである早河洋がディレクターを務めていました。

1982年4月21日、テレビ朝日はCNNとニュースソース交換などの業務協定を締結しました。そして、1983年3月の番組終了後、『TVスクープ』を経て、1985年10月から開始された『ニュースステーション』に、この番組のコンセプトが引き継がれました。内田忠男によるニューヨークレポートや、安藤優子が初期の頃にCNN国際ニュースを担当するなど、その流れを汲んでいます。轡田隆史もコメンテーターとして出演していました。

2010年10月から2017年9月まで、BS朝日で『いま世界は』というワイド報道・情報番組が放送されました。この番組は、『BIG NEWS SHOW いま世界は』のコンセプトをほぼそのまま流用したものでした。

放送時間

金曜 23:20 - 24:10（1980年4月 - 1980年9月）
金曜 23:15 - 24:05（1980年10月 - 1982年3月）
金曜 23:00 - 23:50（1982年4月 - 1983年3月）

出演者

キャスター
内田忠男（ジャーナリスト）：ニューヨーク側
轡田隆史（当時：朝日新聞社論説委員）：東京側
安藤優子：東京側

関連項目

いま世界は（BS朝日）

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