BJTビジネス日本語能力テスト

BJTビジネス日本語能力テスト

BJTビジネス日本語能力テストは、ビジネスの現場で求められる日本語のコミュニケーション能力を客観的に評価するために開発された試験です。主に日本語を母語としないビジネスパーソンや、日本語を用いてキャリアを築きたいと考えている学生を対象としています。主催は日本漢字能力検定協会です。

概要

この試験は、ビジネスシーンで遭遇する様々な状況を想定し、そこで適切なコミュニケーションを円滑に行えるかどうかを測定します。受験者の日本語能力を測る試験は数多く存在しますが、BJTビジネス日本語能力テストは、特にビジネスに特化した内容である点が特徴です。

試験結果は、難易度や受験者の能力に左右されない尺度化されたスコアで表示されます。これにより、個人の能力の伸びを客観的に把握したり、他の受験者との比較をしたりすることが可能です。

歴史

BJTビジネス日本語能力テストは、元々日本貿易振興機構（ジェトロ）によって実施されていました。しかし、2006年11月、政府の行政改革の一環として、ジェトロの主要事業から外れるBJTは廃止または民営化されるべきという勧告がなされました。その後、民営化の手続きとして入札が行われ、2009年からは日本漢字能力検定協会が試験を継承しています。

一時、2010年度限りで試験が中止されましたが、その後再開されています。

2017年からは、試験方式がCBT（Computer Based Testing）方式に変更され、試験会場にインドとシンガポールが追加されました。

試験について

試験のスコアは0点から800点までで、スコアに応じてJ1+、J1、J2、J3、J4、J5の6段階で評価されます。

また、BJTのスコアは、在留資格認定証明書交付申請における審査の参考としても採用されています。400点以上を取得していれば大学等への入学に必要な日本語能力（日本語能力試験2級相当）、300点以上であれば専門学校等への入学に必要な日本語能力（日本語能力試験4級相当）を有するとみなされます。

関連項目

日本語能力試験
項目応答理論

外部リンク

* BJTビジネス日本語能力テスト公式ページ

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