BORN AGAIN

『BORN AGAIN』は、影山ヒロノブが1985年6月21日に発表した、彼の音楽キャリアにおいて重要なアルバムの一つです。このアルバムの特徴は、影山ヒロノブ自身が全楽曲の作曲を手掛けている点にあります。

さらに、解散した伝説のロックバンド、レイジーのメンバーが、ドラムスの樋口宗孝を除く全員（高崎晃、田中宏幸、井上俊次）がゲストミュージシャンとして参加している点も、音楽ファンにとっては見逃せないポイントでしょう。レイジー時代の盟友たちが、影山ヒロノブのソロ作品に華を添えるという、貴重なコラボレーションが実現しています。

アルバムは1996年8月21日にCD文庫1500シリーズとして復刻され、その後2013年2月27日には、新たにリマスタリングを施し、シングルとしてのみ発売されていた4曲を追加収録した『BORN AGAIN +4』として再発売されました。この再発盤は、オリジナルアルバムの魅力をさらに引き出すとともに、新たなファンを獲得するきっかけとなりました。

収録曲は、以下の通りです。

1. ブラインド・アレイ～Blind Alley～
2. ハリウッド・ナイト～Hollywood Night～
3. シェリー～Sherry～
4. サイレント・サマー～Silent Summer～
5. クラッシュ・オン・クラッシュ～Crush On Crush～
6. ブレイク・アウト～Bread Out～
7. 暗闇のレイン～Rain In The Dark～
8. 夏が壊れていく～Day Dream Blues～
9. オンリー・ワン・フォー・ミー～Only One For Me～
10. ファイナル・ヴィジョン～Final Vision～
11. セント・エルモス・ファイアー（『+4』のみ収録のボーナストラック）
12. ベイエリアの風（『+4』のみ収録のボーナストラック）
13. WILD BOY（影山ヒロノブ with Do-ya）（『+4』のみ収録のボーナストラック）
14. BACK TO THE DREAM（影山ヒロノブ with Do-ya）（『+4』のみ収録のボーナストラック）

『+4』に収録されているボーナストラックを除く楽曲は、再発盤では曲名が英語表記のみとなっています。

作詞は、麻生圭子が1～10曲目を担当し、影山ヒロノブ自身が3、12～14曲目を担当しています。また、11曲目の「セント・エルモス・ファイアー」は、David FosterとJohn Parrが作詞・作曲し、山本さゆりが訳詞を手掛けています。

作曲は、影山ヒロノブが1～10、12～14曲目を担当し、11曲目の「セント・エルモス・ファイアー」はDavid FosterとJohn Parrが担当しています。

編曲は、須藤賢一が1～10、12～14曲目を担当し、難波正司が11曲目を担当しています。また、9曲目と10曲目の弦編曲は難波正司が手掛けています。

ゲストミュージシャンとしては、高崎晃、田中宏幸、井上俊次が1曲目に、松下誠が4、7曲目に、鮫島秀樹が5曲目にそれぞれ参加しています。

『BORN AGAIN』は、影山ヒロノブの才能と、レイジー時代の仲間たちとの絆が融合した、聴き応えのあるアルバムです。再発盤では、ボーナストラックも追加され、さらに充実した内容となっています。ぜひ、この機会に聴いてみてはいかがでしょうか。

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