BS12 プロ野球中継

BS12 プロ野球中継

『BS12 プロ野球中継』は、BSデジタル放送局のBS12トゥエルビが放送するプロ野球中継番組です。2007年12月に開局したトゥエルビは、翌2008年シーズンから千葉ロッテマリーンズ主催ゲームの放映権を獲得し、『TwellV プロ野球中継』として放送を開始しました。放送開始当初から、本拠地であるZOZOマリンスタジアムのレフトスタンドには番組の広告が掲示されています。

概要

2010年以降、埼玉西武ライオンズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バファローズ、北海道日本ハムファイターズの主催ゲームも中継するようになり、2024年現在ではパ・リーグ6球団すべての主催試合が中継対象となっています。ただし、読売ジャイアンツ戦やセ・リーグ主催試合の中継実績はありません。

放送時間は原則3時間で、試合状況に応じて最大4時間まで延長されます。雨天中止の場合は通常番組が放送され、試合中にノーゲームとなった場合は、次の番組開始まで番宣や紀行番組で穴埋めされます。

特徴

球団制作による映像・スコア表示が基本で、テーマソングも球団公式の楽曲が使用されます。2016年からは副音声によるビジター向けの実況・解説が開始され、2023年からはホーム・ビジター全てで独自音声に統一されています。

2022年には、水島新司原作の『ドカベン』が応援キャラクターに就任しました。

実況音声

2015年までは球団制作に準じていましたが、2016年より副音声によるビジター側の独自応援実況が開始。2019年からは全日程で副音声を自社制作で中継するようになりました。2022年シーズンからはオリックス、埼玉西武、東北楽天の主催全試合において主音声・副音声とも独自実況音声に統一し、2023年シーズンは全球団でホーム・ビジターとも独自実況音声に統一されています。

中継対象試合

NHK BS1やBS民放各局でもプロ野球中継が行われていますが、BS12では原則としてこれらの局との並列中継は行いません。ただし、シーズン終盤にはまれに並列放送が行われることがあります。

各球団の中継体制

• - ロッテ戦: 中継映像はCS放送局と共有。スコア表示は変遷を経て、2023年からは独自の簡素なデザインに変更。
• - 西武戦: 2022年からは主催試合も主音声は自社制作で放送。
• - 楽天戦: スコア表示は球団独自制作で、配球チャートも使用。
• - ソフトバンク戦: 2018年度シーズンより本格的に中継を開始。
• - オリックス戦: 2022年からは主催試合も主音声は自社制作で放送。
• - 日本ハム戦: 地方開催分を中心に放送。2023年は主音声実況も独自制作。

出演者

球団制作の中継に出演する人物が中心ですが、2022年からは球団制作中継の出演者から別途起用しての主音声実況の独自制作が増加し、2023年からすべて実況が独自制作となっています。

解説者・実況

各球団の試合を担当する解説者・実況アナウンサーは多岐に渡ります。過去には、垣内哲也、福澤洋一、大石友好などが出演していました。また、ビジター応援実況副音声には、各球団OBやタレントなどが出演し、番組を盛り上げています。

制作体制

各球団が制作著作となり、制作協力会社が技術面をサポートしています。ロッテ戦は東京フィルム・メート（現フジ・メディア・テクノロジー）、西武戦はテレテック、楽天戦はEXPRESS SPORTSなどが協力しています。

『BS12 プロ野球中継』は、パ・リーグの熱戦を余すところなく伝える、ファン必見の番組です。

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