BUMP OF CHICKEN II ＜2005-2010＞

BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKENのベスト・アルバム『BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKEN II [2005-2010]』は、2013年7月3日にトイズファクトリーからリリースされました。これはバンド初のベスト・アルバムであり、ファンにとっては待望の作品となりました。

このアルバムの発売は、藤原基央の誕生日に発表され、大きな話題を呼びました。収録内容は、2005年から2010年までに発表されたシングルのA面曲全てと、無声映像作品からの楽曲で構成されています。特筆すべきは、選曲にメンバーが関わっていない点です。メンバーは「自分たちでは選べない」としており、選曲はスタッフに委ねられました。これにより、客観的な視点からBUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKENの音楽の軌跡を辿ることができる、興味深い内容となっています。

アートワークは、写真家の蜷川実花が担当し、アルバムの世界観を鮮やかに彩っています。オリコンチャートでは初登場2位を獲得し、同時発売された『BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKEN Ⅰ [1999-2004]』が1位を獲得したため、週間ランキングで1・2位を独占しました。これは、シングル・アルバムを通じて約6年ぶりの快挙であり、アルバムとしてはメジャーデビュー以来初めての記録となりました。

収録楽曲は以下の通りです。

プラネタリウム
カルマ
supernova
ギルド
涙のふるさと
花の名（シングルバージョン）
メーデー（シングルバージョン）
R.I.P.（シングルバージョン）
Merry Christmas
HAPPY
魔法の料理 〜君から君へ〜（アルバムバージョン）
モーターサイクル
* 宇宙飛行士への手紙

2010年までの楽曲で構成されているため、当時オリジナルアルバム未収録だった2011年以降の楽曲（「友達の唄」「Smile」「ゼロ」「グッドラック」「firefly」）は収録されていません。これらの楽曲は、後に7thアルバム『RAY』に全て収録されました。

また、隠しトラックとして「くちびる」が収録されており、歌詞は白いプラスチックケースの下に隠された白い紙に記載されています。この遊び心あふれる仕掛けも、ファンにとっては嬉しいサプライズとなりました。

『BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKEN II [2005-2010]』は、BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKENの音楽の進化と魅力を凝縮した、聴きごたえのあるベスト・アルバムです。彼らの音楽を初めて聴く人にも、長年のファンにもおすすめできる作品と言えるでしょう。

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