Blue Orange

原田知世の14枚目のオリジナルアルバム『Blue Orange』は、1998年8月21日にフォーライフ・レコードからリリースされました。前作『I could be free』から約1年半ぶりのアルバムであり、引き続きトーレ・ヨハンソンがプロデュースを手掛けた3作目です。2018年12月5日には、『clover』『I could be free』と共にオレンジのクリア・ビニール仕様のアナログ盤も発売されました。

アルバム概要

『Blue Orange』は、先行シングル「恋をしよう」「七色の楽園」とそのカップリング曲を含む全10曲を収録。M-9「七色の楽園」のみFree Wheelが編曲とプロデュースを担当し、その他の楽曲はトーレ・ヨハンソンが手掛けています。また、全曲の作詞を原田知世自身が担当している点も特徴です。レコーディングは、前作に続きスウェーデンのタンバリン・スタジオで行われました。

アルバムタイトルは、レコーディングのために頻繁に訪れていたスウェーデンのマルメという都市に実在する店の名前に由来しています。

収録曲について

1. Blue Orange
2. 恋をしよう
3. I Know
4. Sleep
5. Ping-Pong
6. Fiesta
7. Summer Joy
8. 太陽と海と季節の中で
9. 七色の楽園
10. Blue Orange (Reprise)

シングル情報

恋をしよう

アルバムに先駆けてリリースされたシングルで、日本テレビ系列のバラエティ番組「TVおじゃマンボウ」のエンディングテーマとして使用されました。

七色の楽園

こちらもアルバムからの先行シングルで、テレビ東京系ドラマ『デジドラ・ワンシーン』のエンディングテーマに起用されています。

批評

音楽情報サイトCDジャーナルのレビューでは、「M-1、M-3などの前向きで軽やかな世界を歌った作品は、切れ味のよい言葉が並ぶ。彼女の特長をうまく引き出したメロディとアレンジもあって最後まで楽しめる。」と評されています。原田知世の透明感のある歌声と、トーレ・ヨハンソンの洗練されたサウンドが融合した、完成度の高いアルバムと言えるでしょう。

参考資料

原田知世『Blue Orange』（ライナーノーツ）フォーライフ・レコード、1998年8月21日。FLCF-3728。
MUSIC O3 – Harada Tomoyo Official Site
Blue Orange 原田知世 – Apple Music
恋をしよう - 歌ネット
* 七色の楽園 - 歌ネット

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