CAティグレ

クルブ・アトレティコ・ティグレ

基本情報

クルブ・アトレティコ・ティグレ（Club Atlético Tigre）は、アルゼンチンのブエノスアイレス州に位置するサッカークラブで、1902年に設立されました。現在、スーペルリーガ・アルヘンティーナの1部に所属しています。

歴史的な歩み

ティグレは1902年8月3日に創立され、その後1911年には2部リーグに初めて参加しました。1912年にはCAベレス・サルスフィエルドを4-2で下し、2部リーグ優勝を果たしたことで、1部リーグへの昇格を果たしました。1931年にリーガ・アルヘンティーナが発足し、ティグレはその加盟クラブの一つとなりました。

最初のプロ試合は1931年5月31日に行われたCAサン・ロレンソ・デ・アルマグロ戦で、この試合での初勝利は第3節にあたるラシン・クラブ戦（1-0）で記録されました。14節のキルメスAC戦では、新星ベルナベ・フェレイラがデビューし、圧巻の4得点をマークし、以降も彼はクラブの英雄として語り継がれています。

その後、ティグレは波に乗る一方で、1935年に一度降格。翌年にはプリメーラ・ディビシオンに降返し、コローソ・デ・ビクトリアがオープンしました。1937年にはフアン・マルベッシが加入し、この選手はクラブ史上最多得点者として名を刻んでいます。

戦後もティグレは浮き沈みを繰り返しながら、1950年代のアメリカ遠征では25試合中16勝を挙げるなど、順調な成績を残しました。しかし、1970年代から1980年代には2部と3部を行き来する時期が続き、1986年にはプリメーラB・ナシオナルに編成変更されました。

1995年にはプリメーラB・ナシオナルに復帰し、2003年以降は安定した実力を示し、2007-08シーズンのアペルトゥーラ大会ではクラブ史上最高位となる2位を記録しました。

ユニフォーム

クラブの代表的な色は赤と青で、スイスのティチーノ州の旗に由来しています。最初のユニフォームは青と白の配色で、1911年から19年までは青と赤の縦縞デザインに変更されました。1940年代以降、現在まで着用され続ける赤と青の横縞デザインが採用され、見た目にもこだわり抜いています。

ニックネームとライバル

ティグレは「エル・マタドール」（闘牛士）という愛称で呼ばれることがあります。この名は1930年代に他のクラブから移ってきたもので、ティグレの象徴となっています。また、密接なライバル関係を持つCAプラテンセとの対戦は「クラシコ・デ・ラ・ゾナ・ノルテ」として知られています。

近年の成績

ティグレはコパ・スダメリカーナに数度出場し、2012年にはクラブ史上初の決勝進出を果たしました。しかし、収容人数の制限などから苦しむ場面も多く、特に敵地のサンパウロで行われた試合ではトラブルとなりました。

結論

クルブ・アトレティコ・ティグレは、アルゼンチンサッカー界において重要なクラブの一つであり、その歴史と伝統は多くのファンに愛されています。今後の活動にも期待が寄せられます。

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