CAFIS(キャフィス)とは
CAFIS(キャフィス)は、Credit And Finance Information Switching system の略で、NTTデータが運営する共同利用型のオンラインシステムです。主に
クレジットカードの利用に関する処理を担っており、
1984年にサービスを開始しました。
概要
CAFISは、
クレジットカード会社と加盟店の間をオンライン回線で接続し、カードの有効性確認を行います。具体的には、利用限度額のチェックやカードが不正に使用されていないかどうかの確認を迅速に行うことができます。加盟店は、CAT(
信用照会端末)を通じてCAFISにアクセスし、各カード会社のホスト
コンピュータに接続します。これにより、
クレジットカード決済がスムーズに行われるようになります。
国際キャッシュカードとの連携
CAFISは、国際キャッシュカードの利用においても重要な役割を果たしています。通常、国内の銀行システムがメンテナンスなどで停止している時間帯には、海外での引き出しができない場合があります。しかし、CAFISに接続されていれば、24時間365日利用可能なケースがあります。例えば、
みずほ銀行のみずほインターナショナルキャッシュカードなどがこのシステムを採用しています。
かつては、三菱東京UFJ銀行(旧東京三菱店)のインターナショナルカードも同様に、海外の提携ATMが稼働していれば24時間利用可能でした。しかし、2008年5月のシステム移行に伴い、CAFISの代行接続業務を打ち切ったため、国内のシステムメンテナンス時間帯には利用できなくなりました。
また、
セブン銀行と提携行との接続ネットワークにもCAFISが採用されており、MICS(全国キャッシュサービス)が利用できない時間帯(年末年始やゴールデンウィークなど)でも利用が可能です。
その他の情報
CAFISは、
クレジットカード決済だけでなく、国際キャッシュカードの利用においても、利便性を向上させる重要なシステムです。これにより、利用者は国内外問わず、より便利に金融サービスを利用できるようになっています。
脚注
現在、CAFISはNTTデータが運営しています。
三菱東京UFJ銀行は、システム移行に伴いCAFISの代行接続業務を終了しました。
セブン銀行は、MICS非接続時間帯でもCAFISを利用してサービスを提供しています。
関連項目
クレジットカード
国際キャッシュカード
同業他社
CARDNET -
日本カードネットワーク
外部リンク
*
CAFIS | NTTデータ