CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK/人魚

『CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK / 人魚』

安室奈美恵の31枚目のシングル『CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK / 人魚』は、2006年5月17日にリリースされました。このシングルは、CD＋DVDとCDの2形態で発売され、両面ジャケット仕様になっています。表ジャケットには「CAN'T－」、裏ジャケットには「人魚」がデザインされています。この作品は、安室奈美恵が韓国でも同時にリリースしたことで、日本国内外で注目を集めました。前作『White Light/Violet Sauce|White Light_Violet Sauce』に続くダブルAサイドシングルとしても注目されており、ファンの期待を裏切らない内容となっています。

収録されている曲の一つである「CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK」は、安室奈美恵らしいファンキーでダンスしやすいポップチューンです。この楽曲はT.KURAとMICHICO夫妻によってプロデュースされており、彼女自身が以前から尊敬していた振付師、シャーネット・ハードが振付を手掛けました。キャッチコピーは「初夏向けのキラキラ・ポップ・チューン」とされ、さわやかさとノリの良さが特徴です。作詞はMICHICOが担当し、彼女が描いた高校生の恋愛を反映させた内容になっています。ハイテンポなメロディと、安室の魅力的なボーカルが融合したこの楽曲は特に多くのファンに愛されました。

もう一方の楽曲「人魚」は、NOKKOによる1994年のバラードをカバーした作品で、安室奈美恵の初の邦楽カバーとなります。この曲は、安室奈美恵がデビュー前に出演していたフジテレビのドラマ『時をかける少女』の主題歌としても知られており、彼女の歌唱力を際立たせる一曲です。この「人魚」をバラードとして再解釈し、着物姿で撮影されたプロモーションビデオも話題となりました。

本作は、オリコンシングルチャートで12年連続でトップ10入りを果たし、女性ソロアーティストとして歴史的な記録を達成しました。この記録は小泉今日子、工藤静香と並ぶものであり、翌年にリリースした「Baby Don't Cry」にて記録更新し、安室奈美恵自身の名をさらに高める結果となりました。

シングルには以下の楽曲が収録されています:
1. CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK
- 作詞: Michico
- 作曲: T.KURA, Michico
- 編曲: T.KURA

2. 人魚
- 作詞: NOKKO
- 作曲: Kyohei Tsutsumi
- 編曲: Nao'ymt

3. CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK (Remix)
4. CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK (Instrumental)
5. 人魚 (Instrumental)

DVDには、両楽曲のプロモーション映像が収録され、視覚的にも楽しむことができます。特に、振付の魅力が際立つ「CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK」を含む映像はファンにとって更なる感動を提供する素材となっています。

このシングルは、安室奈美恵の音楽キャリアの中でも重要な一歩となり、ジャンルを超えた音楽の多様性を証明する内容が詰まっています。安室奈美恵の次なる作品は、どのように展開されるのか多くのファンが期待を寄せています。

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